「脳内ポイズンベリー」市原隼人主演で舞台化!
水城せとなの人気コミック「脳内ポイズンベリー」の舞台化が決定し、俳優の市原隼人が主演を務めることが発表された。2020年3月14日~29日に東京・新国立劇場中劇場で上演される。
同作は、携帯小説家・櫻井いちこの頭の中で擬人化された5つの思考が脳内会議を繰り広げるさまを描くラブコメディー。2015年には真木よう子、西島秀俊、神木隆之介らの出演で実写映画化もされている。
今回の舞台版では、主演の市原が脳内会議の議長・吉田役を務めるほか、元宝塚トップスターの早霧せいながネガティブ思考の池田役、男性ダンスボーカルグループ・SUPERNOVAのグァンスが脳内の記憶であり脳内会議の書記・岸役、本高克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)がポジティブ思考の石橋役、元乃木坂46の斉藤優里が脳内の瞬間の感情・ハトコ役で出演し、脳内会議のメンバーとして議論を戦わせる。そんな5人が宿る脳の主人・いちこは、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」などの蓮佛美沙子が演じる。
演出は映画版でもメガホンを取った佐藤祐市監督が担当する。なお、佐藤監督が舞台作品の演出を務めるのはこれが初。脚本は新井友香と今奈良孝行が手掛ける。(編集部・吉田唯)
コメント全文
■市原隼人
ある人間の脳内の感情が擬人化し会議を行う物語の中、議長の吉田を務めさせて頂きます。
これからの稽古に向け、今ある作られた作品の世界を壊し、一から積み上げます。
楽しみで仕方ありません。皆様の想像を超える舞台を創り上げますのでお楽しみ下さい。
■蓮佛美沙子
舞台はミュージカルしか経験がなく、ストレートプレイもやってみたいとずっと思っていたので、このお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。佐藤祐市監督とは以前ドラマでほんの少しだけお仕事させていただいて、またご一緒したいと願っていたので、監督の初舞台演出作品に携われて、どんな舞台になるんだろうとすごくわくわくしています。
頭の中の脳内会議が大騒ぎでいつも収拾がつかなくなってしまういちこ。彼女の人生の歩み方は共感してもらえるのか、反面教師として映るのか、はたまたイライラされるのか?観た方によって捉え方が違う、人間臭さでお腹いっぱいになる作品だと思います。テンポや間が物凄く重要な作品だと思うので、市原さん始めキャストの方たち、スタッフの方たちと息を合わせて創り上げていけたらと思います。
■早霧せいな
原作漫画の発想がとても面白く「日々、人は考えている時、無意識のうちに脳内会議をする」こういう事は、おそらく誰にでもある!ある!と、あっという間に読んでしまいました。ひとりの女性の脳内会議の全貌をお見せするこの作品が舞台化されるとどうなるのか?!私自身も楽しみで仕方ないです。脳内のネガティブ思考として、自分自身のネガティブな思考をフルに使って大暴れしたいと思います(笑)観終わった後は、きっと、どんな自分も肯定してあげられる自分に出会えること間違いなし!ぜひ劇場でお待ちしております。
■グァンス
人気漫画が原作の舞台ということで、お話を頂いた時は本当に光栄でしたし、実力派俳優の共演者の方々のお名前を聞き興奮しました。今までに出演させて頂いた作品とはまた違った感じの舞台で、それだけにさらにやる気も出ました。自分らしく自分しか出来ない役を、作品の中で全力を尽くして表現しようと思っています。原作とはまた違った世界感たっぷりの良い作品になると思います。カンパニーの皆さん、キャストの皆さんと頑張って最高の作品を作り上げます。ぜひ楽しみにしてください。新国立劇場でお待ちしております!
■本高克樹(※高は「はしごだか」が正式表記)
この作品は以前から知っていて、出演のお話を聞いた時は本当に嬉しかったです!
石橋という役に関しては原作を見た時からハマっていて、早速ポジティブをばら撒いていこうと思っています。
僕はジャニーズの舞台以外で出演することが初めてなので、緊張と不安がとてもありますが、佐藤監督と共演者の方々から色々なことを沢山学んで頑張りたいと思います。
是非この素敵な作品を楽しんでいただくと共に、ポジティブいっぱいの新しい本高克樹を見にきてください!
■斉藤優里
台本を頂いた時にそれぞれの役がとても個性があり魅力的で可愛く、演じるのが楽しみだなと思いました。緊張はしますが、ハトコ役をたくさんの方に見てもらえるように頑張りたいです。自分なりに精一杯頑張らせて頂きますのでたくさんの方に劇場に遊びにきてもらいたいです。よろしくお願いします。
■水城せとな(原作者)
この作品は2015年に映画化されましたが、映画版と同じく佐藤祐市監督により、この度舞台化されることとなりました。「脳内ポイズンベリー」は一人のアラサー女性の頭の中であーでもない、こーでもない、どうしよう…と繰り広げられている思考を擬人化表現した作品です。観てくださった方に、人間って愚かで愛おしい、自分って愛おしい、と感じていただければ嬉しいです。漫画とも映像とも違う手法でどのように舞台上で表現されるのか、わたしも一観客として楽しみにしています。