横浜流星、新ドラマで主演も謙虚な気持ちを貫く姿勢
昨年、大ブレイクを果たした俳優の横浜流星。2020年の幕開けとなる主演ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(日本テレビ系・1月12日よる10時30分スタート)の見どころ、そしてブレイクを果たしても謙虚な気持ちでい続けられる理由について語った。
【写真】新ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」より
本作は、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダ(清野菜名)と、彼女を操る男・飼育員さん(横浜)が、Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗)からの依頼を受け、巷にあふれる悪質なセクハラ・パワハラ、組織の不正に権力者への忖度など、ウワサになりつつも、真相がグレーゾーンなできごとのシロクロを大胆に暴く姿を描く。
横浜にとってゴールデン・プライムタイムでの連続ドラマ初主演となるが、「もちろん目標の一つではあったんですけど、まさかこんなに早いタイミングでくるなんてと思っていました。不安はありますが、いまはそれを楽しみながらやろうという気持ちになっています」と心境を吐露する。
本ドラマの撮影現場について「(原作がない)オリジナル作品なので、キャストたちの意見が飛び交っていて。みんなで作っている感じがして、なんだか楽しいですね。みんなが本当に楽しんでいるという感じも伝わってきますし、すごくいい空気が流れているなと思います」と笑顔。さらに2020年はこのドラマから始まるということについては、「これはもう台本を読んだときから本当に面白くて。この面白さを僕たちの手によって、さらに面白いものとして届けないといけない。そこは責任をもってやっていけたら」と意気込んだ。
2019年は飛躍の年となったが、その状況について「まだそこまで客観的に見られないというか。目の前にあることに必死なんですよね」と語る横浜。「僕はまだまだだと思っていますし。ここで浮かれたら終わりだなと思っています。いまはできることをやるしかないですね」とあくまで謙虚な姿勢を崩さない。
その姿勢は空手をやってきたことも大きかったようだ。「すごく大きいと思います。そもそも僕自身がそんな浮かれるタイプではない、というのもあるんですが……」と前置きしつつも、「今年は新たなスタートの年。いま頑張らないでいつ頑張るんだ! という思いがあります」とキッパリ。
いまはドラマ、映画、CMと多忙な日々を過ごしているが、だからこそ吸収する大切さを痛切に感じているという。「忙しい中でもたくさんのことに挑戦して、学んでいかなければいけない時期だと実感しています」
今年の目標については「自分の年齢が上がるにつれて、実際に体験したり、経験したり、ということをしないと俳優としても、人間としても駄目だと思う。だから友だちと遊びに行くとか、そうした時間も大切にしないといけないなと思っています。そのためにいまは一生懸命頑張っているという感じですね」とまっすぐなまなざしで付け加えた。(取材・文:壬生智裕)
ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」は日本テレビ系にて1月12日から毎週日曜よる10時30分放送開始