高橋一生が39歳に!職人姿が尊い『ロマンスドール』新カット
俳優の高橋一生が12月9日に39回目の誕生日を迎えた。30代のラストイヤーに高橋が蒼井優と夫婦役で共演する映画『ロマンスドール』の新たな場面カットが公開された。
本作で高橋が演じるのは、ラブドールの造形士という一風変わった役どころ。高橋ふんする哲雄は、美大の彫刻科を卒業してフリーター生活を送っていたが、大学時代の先輩の紹介もありラブドール職人として働くことになる。今回公開された場面カットは、哲雄が真剣な眼差しでドールに向き合う姿を切り取ったもの。ものづくりの真剣な雰囲気を感じることができる。
リアリティーある造形士を演じるために関連する書籍などの資料を読み込み、実際にラブドール製品で知られるオリエント工業にも訪問した高橋。製造工程の実習に複数回参加した高橋は、かつて舞台の大道具などの経験もあり飲み込みが早く、指導に当たった造形士も驚くほど上手にドールづくりの工程を進めたそう。最終的には専門用語で会話できるほどの知識も身につけたという。
役づくりについて、高橋は「そこ(ラブドール工場)にいるのはまさに職人の方々で、工芸的な感覚でひとつの作品としてつくってらっしゃる姿を見て、自分も哲雄を演じる心構えができました」とコメントを寄せている。
タナダユキ監督が自身の同名小説を映画化した本作。物語では、哲雄は一目惚れした園子(蒼井)と幸せな結婚生活を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けていた。そんななか哲雄は仕事にのめり込み、夫婦の間にも危機が訪れそうになる……。共演者として浜野謙太、三浦透子、大倉孝二、渡辺えり、きたろうなどが脇を固める。(編集部・大内啓輔)
映画『ロマンスドール』は2020年1月24日公開