飯豊まりえ『シライサン』撮影で呪われる?清めの塩2キロ用意
女優の飯豊まりえが12日、新宿ピカデリーで行われた主演映画『シライサン』の舞台あいさつに、共演者の稲葉友と江野沢愛美とともに登壇。ホラーが苦手という飯豊は撮影期間中に清めの塩を2キロ用意して毎日お祓いしていたことを打ち明けた。
本作は小説家・乙一として知られる安達寛高が監督を務めた完全オリジナル作品。その名を知った者のもとに現れ、目をそらすと殺されるという怨霊“シライサン”の恐怖が描かれる。
初の映画単独主演でホラー作品に挑戦した飯豊は「とてもうれしかったです。緊張感のあるなか、撮影をさせてもらいました」と笑顔。しかし、実はお化けが苦手で「(ついに)来てしまった……というビックリな気持ちもありました」と胸中を吐露。撮影前に行われたお祓いで、自分の名前を読み上げる際に神主が噛んでしまったというエピソードを披露し、「これで呪われちゃった。もう無理……」と不安に襲われたことも明かした。
撮影中に過敏になったという飯豊は「セリフを噛んでも『シライサンのせいだ』って」と責任転嫁していたことを告白。清めの塩を2キロ用意してホテルの部屋に撒いていたそうで「毎日取り換えないとダメなレベルだと思ったんです。危機管理」と説明すると、江野沢も「(自分も)塩を持ち歩いて、(ホテルの部屋に)入る前に撒いて清めてから入っていました」とコメント。稲葉は「清掃の人の気持ちを考えて」と二人の怖がりぶりにツッコミを入れた。
恐怖を乗り越えて作り上げた映画について飯豊は「シライサンは見たことのないキャラクターだと思います。人間ドラマもいっぱいあるので、いろんな楽しみ方があるんじゃないかな」とアピールした。この日は登壇者が“清めの塩飴”を楽しそうに客席に投げ入れる一幕もあったが、イベント終盤では一転、シライサンがサプライズでスクリーン上に出現。飯豊たちは身を寄せ合っておののいていた。(取材:錦怜那)
映画『シライサン』は2020年1月10日より全国公開