潘めぐみ、島崎信長、斉藤壮馬ら集結!『思い、思われ、ふり、ふられ』初映像も公開
咲坂伊緒の人気コミックをアニメーション映画化する『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年5月29日公開)に人気声優の潘めぐみ、島崎信長、斉藤壮馬らが参加することが明らかになった。あわせて、同作の初映像も公開された。
同じマンションに住んで同じ学校に通う4人の高校生男女の切なすぎる恋を描き出す本作。このたび豪華声優陣が発表され、「HUNTER×HUNTER」ゴン=フリークス役などで知られる潘めぐみが、恋愛に対して現実的かつ積極的でありながらも実は本音を出すのが苦手なヒロイン・山本朱里の声を演じることが明らかに。
そのほかのメインキャラクター3人に声を吹き込むのは、「Free!」の七瀬遙役などでおなじみの島崎信長や、第9回声優アワードで新人男優賞を受賞し、歌手としても活躍中の斉藤壮馬、オーディションで満場一致で選ばれた新人の鈴木毬花の3人。島崎はある葛藤を抱える朱里の義理の弟・山本理央役、斉藤は真っ直ぐな好青年だがどこか周囲を冷静に見てしまう乾和臣役、鈴木は和臣の幼なじみで恋愛に対して消極的なもう一人のヒロイン・市原由奈役を務める。あわせて公開された特報映像では、さっそく4人の声を確認することができる。
制作は『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の A-1 Pictures、監督はアニメ「舟を編む」の黒柳トシマサが担当。『ヒロイン失格』などの吉田恵里香が脚本を務めるほか、『耳をすませば』『猫の恩返し』などの野見祐二が音楽を手掛ける。
なお、2020年8月には実写映画版の公開も決定しており、実写版では『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波と北村匠海が再共演を果たすなど、注目の若手キャストが名を連ねている。(編集部・吉田唯)
コメント全文
■潘めぐみ
咲坂先生の描く世界観に携われる…心から光栄に思います。特報では、繊細で情感溢れる映像と音楽に乗せて、原作に幾度と登場するあのモノローグが、由奈、朱里、理央、和臣と紡がれていき、とても印象的で。タイトルも、一つの言葉に余韻があって…募っていくものを感じました。
朱里の想いを大切に育んでいきますので宜しくお願いします。
■鈴木毬花
小学生の頃から咲坂先生の作品が大好きで、この作品は親子で読んでいました。由奈役に決まったと聞いたとき、嬉しさと共に不安が湧いてきましたが、私が演じることでより良い作品にしたいと思いました。
由奈は純粋で自分に自信が持てない女の子ですが、しっかりとした芯を持っています。朱里ちゃんと理央くんと出会い、どんどん成長していく由奈の変化を意識して演じたいと思います。
■島崎信長
原作を拝見して、すっごく素敵な人間ドラマだなと感じました。特報の収録の際にも、理央の属性ではなく、人間的な部分を大事にする芝居を求められたので嬉しかったです。本編でみんなと一緒に演じる時間が、本当に楽しみです。
■斉藤壮馬
オーディションを受けるにあたって原作を拝読しましたが、とにかくストーリーが気になって、一気に読破してしまいました。4人それぞれの思いが交錯し、すれ違いながらも、少しずつ触れ合っていく。本当に素敵な作品ですよね。この原作がアニメ映画でどんなふうに表現されるのか、とても楽しみです。よろしくお願いいたします!
■黒柳トシマサ(監督)
青春の素直な出会いへの憧れ。恋をして、自分よりも大切な人ができて、それまで自分一人だった世界が無限に広がっていくようで、背伸びした未来にも手が届きそうな気がして。そういう“現在”を全力で駆け抜けている由奈や朱里たちが、僕には眩しく見えました。その純な輝きを、どうしたらアニメで表現できるだろう。平穏な日々に彩りを添える、そんな作品をお届けしたいと思います。
■吉田恵里香(脚本)
咲坂先生の作品はいつも拝読していたので、脚本を担当させて頂けて素直に嬉しかったです。
先生が描く人物は、心の動きがリアルで嘘がありません。良い部分も悪い部分も丁寧に紡がれていくからこそ、読む人にそっと寄り添い心に深く沁みるのだと思います。そんな咲坂イズムを忘れず、原作に誠実に、脚本を執筆させていただきました。アニメだからこそ表現できる咲坂作品の繊細な世界観を是非楽しんで頂ければ幸いです。来年春が私も待ち遠しいです!
■野見祐二(音楽)
気持ちの動きに音を付ける、ということが出来たのが楽しかったです。由奈と朱里はそれぞれに全く違った心の中のこだわりを持っていて、それが物語に影を落として単なる恋物語ではない深みを出しています。それに触れる時が2人のエモーションが高まる急所になり、音楽の聴かせ所にもなるように作ったつもりです。
■咲坂伊緒(原作)
決定したキャストの方々の声を聞いた時、「やっと声を聞かせてくれた!みんなこんな声してたんだねー!!」と、自分の作ったキャラクターの新たな一面が見れたような嬉しさでいっぱいになりました。映画の中ではそれをもっと見せてくださるんだろうと思うとワクワクしすぎて口から心臓出そうです。そして監督の黒柳トシマサさん、脚本の吉田恵里香さんには、私が作中で大事にしているちょっとした“生っぽさ”を最大限汲み取ろうと丁寧に根気よく対応していただけたこと、本当に感謝しております!!