『美女と野獣』知られざるヒーローの物語が映画に!米ディズニーで1月から上映
『美女と野獣』を“知られざるヒーロー”にフィーチャーして再構成した新作アニメーション映画「美女と野獣:シング・アロング」(14分)が完成し、12月初旬にメディア向けに公開された。同作は米フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの近未来都市と世界文化をテーマにしたパーク「エプコット」で、来年1月より上映開始となる。
監督は、アニメーション版および実写版『美女と野獣』のプロデューサーを務めたドン・ハーン。ベルと野獣をくっつけようとした“知られざるヒーロー”とは悪役ガストンの太鼓持ち、ル・フウのことで、『美女と野獣』の名曲の数々とともに、全ての名場面の裏には彼の奮闘があったことがコミカルに明かされていく。例えば、ベルの美しい黄色のドレスをチクチクと縫っていたのも、ル・フウだったのだ……!
オリジナル版のアニメーション映画の映像に新シーンが加わっているほか、登壇したハーンによると、名作曲家アラン・メンケンも一部劇伴を書き下ろしたのだという。ポット夫人役のアンジェラ・ランズベリーがナレーションを務め、ル・フウ役のジェシー・コーティも続投している。
「美女と野獣:シング・アロング」というタイトルだけに参加型の上映となっており、観客も「朝の風景」「強いぞ、ガストン」「ひとりぼっちの晩餐会」「愛の芽生え」「美女と野獣」というメンケンの名曲5曲をベルたちと共に歌い上げることになる。歌って、笑って、ひねりの効いた14分間に『美女と野獣』ファンなら満足すること間違いなしだ。「美女と野獣:シング・アロング」は、エプコットにあるフランス館のシアター「インプレシオン・デ・フランス」で上映予定。(編集部・市川遥)