全米映画俳優組合賞ノミネーション発表!三大女優出演『スキャンダル』強し
第26回全米映画俳優組合賞(SAG賞)のノミネーションが発表され、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーというハリウッドを代表する女優陣が集結した映画『スキャンダル』が強さを見せた。シャーリーズが主演女優賞、ニコールとマーゴットが助演女優賞にノミネートされたほか、作品賞にあたるキャスト賞の候補にもなっている。
『スキャンダル』(ジェイ・ローチ監督)は、2016年にアメリカのテレビ局FOXニュースで行われたセクシュアルハラスメントの裏側を描いたドラマ。テレビ局で活躍する女性たちにシャーリーズ、ニコール、マーゴットがふんしている。SAG賞の投票者にはアカデミー会員が多く含まれることから、オスカーでも『スキャンダル』が健闘することが予想される。
また、パルムドール受賞を皮切りに映画賞レースで存在感を見せている韓国映画『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)がキャスト賞にノミネートされるサプライズも。アカデミー賞作品賞ノミネートの可能性が高くなったといえるだろう。授賞式は来年1月19日(現地時間)に開催される。映画部門のノミネートは以下の通り。(編集部・市川遥)
■主演男優賞
クリスチャン・ベイル 『フォードvsフェラーリ』
レオナルド・ディカプリオ 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
アダム・ドライヴァー 『マリッジ・ストーリー』
タロン・エジャトン 『ロケットマン』
ホアキン・フェニックス 『ジョーカー』
■主演女優賞
シンシア・エリヴォ 『ハリエット(原題) / Harriet』
スカーレット・ヨハンソン 『マリッジ・ストーリー』
ルピタ・ニョンゴ 『アス』
シャーリーズ・セロン 『スキャンダル』
レネー・ゼルウィガー 『ジュディ 虹の彼方に』
■助演男優賞
ジェイミー・フォックス 『黒い司法 0%からの奇跡』
トム・ハンクス 『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド(原題) / A Beautiful Day in the Neighborhood』
アル・パチーノ 『アイリッシュマン』
ジョー・ペシ 『アイリッシュマン』
ブラッド・ピット 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
■助演女優賞
ローラ・ダーン 『マリッジ・ストーリー』
スカーレット・ヨハンソン 『ジョジョ・ラビット』
ニコール・キッドマン 『スキャンダル』
マーゴット・ロビー 『スキャンダル』
ジェニファー・ロペス 『ハスラーズ』
■キャスト賞
『スキャンダル』
『アイリッシュマン』
『ジョジョ・ラビット』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
『パラサイト 半地下の家族』
■スタント賞
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
『フォードvsフェラーリ』
『アイリッシュマン』
『ジョーカー』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』