異例!『キャッツ』米公開後に視覚効果をアップデート、改良版が送られる
現地時間20日に全米公開された映画『キャッツ』に関して、米ユニバーサル・ピクチャーズが、視覚効果(VFX)をアップデートした改良版を米劇場に送付する通知を出したと、The Hollywood Reporter が報じた。劇場公開中の作品がアップデートされ、改良版が送られるのは異例ともいえる。
同サイトの情報筋によると、改良版は“いくつかの視覚効果がアップデートされた”もので、メガホンを取ったトム・フーパー監督の要望で改良が施されたという。フーパー監督は、現地時間16日に行われた本作のワールドプレミアに間に合うよう、作品を急ピッチで完成させており、同サイトの情報筋は、監督が視覚効果を微調整したがっていたとも伝えている。
修正版は、現地時間22日に衛星サーバーを通してダウンロードされるとのこと。またサーバーにアクセスできない劇場については、現地時間24日までにハードディスクで届けられるそうで、スタジオは現状のバージョンからの早急な差し替えを要求している。
ミュージカルの金字塔「キャッツ」を実写映画化した本作には、テイラー・スウィフト、イドリス・エルバ、ジェイソン・デルーロ、ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケランといった豪華俳優陣が集結。日本公開は2020年1月24日を予定しており、吹き替え版には、葵わかな、山崎育三郎、秋山竜次、森崎ウィン、大竹しのぶといった顔ぶれが揃った。(編集部・倉本拓弥)