アニメ「映像研には手を出すな!」伊藤沙莉、声優に熱い意気込み
女優の伊藤沙莉が26日、NHK放送センターにて行われたテレビアニメ「映像研には手を出すな!」試写会に、湯浅政明監督と共に出席し、アニメ声優への思いを語った。
本作は、映像研を立ち上げてアニメーション制作に挑む3人の女子高校生の青春を描いた大童澄瞳の人気コミックを、『夜明け告げるルーのうた』『きみと、波にのれたら』などの湯浅監督がアニメ化。伊藤は、アニメが大好きで「アニメは設定が命」と公言する高校1年生の主人公・浅草みどりを演じる。
伊藤は、『ペット2』でシーズー犬のデイジーで声の仕事は経験しているが、テレビアニメで声優を務めるのは初めて。「声優経験がまだまだ少ないなか、たくさんのファンがいる作品。すごく緊張しています」と率直な胸の内を明かしつつ、「原作を読んでも思ったのですが、アフレコしていても熱い気持ちになるような作品。収録を重ねていくうちに心から楽しいと思いながらやっています」と意気込んだ。
また、声だけで表現する芝居について「普通のお芝居とは大きく違う。わたしはお芝居を普段やるときは、最初に大きめのリアクションをしてから引いていくのがやりやすのですが、声のお仕事は自分が大げさだと思うことがちょうどよかったりするので、やっているほうも楽しめます。かなり足し算だなと思います」と分析する。
久々のテレビアニメとなる湯浅監督は「テレビということで、たくさんの人に観てもらえる機会」と述べると、作品に登場する映像研のメンバーたち同様に「思いついたことはなんでもできるという気持ちで臨んでいます。楽しみながらアニメを作っています」と充実感をにじませていた。
またこの日は、水崎ツバメ役の松岡美里、金森さやか役の田村睦心も出席。田村はたくさん詰めかけた報道陣の数に驚き顔を見せると「本当に期待されているんだなと実感しています」とやや緊張した面持ちで、松岡も「わたしは初めてのテレビドラマのレギュラーなので、この作品の収録が生活の中心になっています」と目を輝かせていた。(磯部正和)
アニメ「映像研には手を出すな!」はNHK総合にて2020年1月5日スタート、毎週月曜深夜0時10分~(関西地方は0時45分~)