「ウォーキング・デッド」終了予定なし!クロスオーバーで世界観拡大
現在シーズン10が放送中の人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」について、製作総指揮のスコット・M・ギンプルが現時点でドラマの終了予定はないと、Entertainment Weekly に語った。
2月にシーズン10後半エピソードの放送を控えるなか、すでにシーズン11が決定している「ウォーキング・デッド」。新たなショーランナー、アンジェラ・カンと共にドラマを支えるスコットは「私たちは米AMCと常に連絡をとっており、ドラマの進行について足並みを揃えています」と製作局との連携を強めているという。また、原作コミックはすでに完結を迎えているが、ドラマシリーズについては「現状(終了の)予定はありません。続けていきます。世界観を探求しているところで、語りたいストーリーはまだまだたくさんありますよ」と今後も継続していくつもりだという。
今年春には、新たなスピンオフ「ザ・ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド(原題) / The Walking Dead: World Beyond」の全米放送がスタートする。ウォーカーがはびこる世界で生きる若い世代にスポットを当てた作品で、スコットは本家シリーズとのつながりについて「両作品はユニバースを共有しています。その規模は少ないかもしれませんが、世界の違う側面や、その時代で生きる人々の新たな暮らしが見られるはずです」とクロスオーバーを明言した。
さらにスコットは、アンドリュー・リンカーン演じる主人公リックをメインに据えた劇場版の脚本も執筆している。ドラマシリーズを去ったリックの新たな物語を描く内容になると言われており、スコットは「リックには新たな試練が待ち受けており、(ドラマで)彼が経験したことが試練への準備と言えます。彼が向き合ってきた世界よりもずっと広く、その世界自体が試練となるのです」と語っている。(編集部・倉本拓弥)