レオナルド・ディカプリオ、海に落ちた遭難男性を救う
映画『タイタニック』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などで知られる俳優のレオナルド・ディカプリオが、昨年12月30日、バカンスで訪れていたカリブ海フランス領のサン・バルテルミー島周辺で、ボートから落ちた男性の救助に一役買ったとPEOPLE.comほか各メディアが報じた。
同サイトの情報筋によるとディカプリオは、恋人のカミラ・モローネや友人たちと共にレンタルしたボートでクルージングを楽しんでいたところ、別の船から、酔っぱらって海に転落した乗務員がいるという緊急通報を受信。捜索への協力を決断したという。
転落した男性は11時間にわたって海を漂うことになったが、The Sun によると、ディカプリオのボートの乗務員が男性を発見。ひどい脱水症状にあったものの、ディカプリオたちが近づくと手をふって救助を求めたという。ディカプリオたちのボートは、男性が漂流している辺りで捜索に協力できた、唯一のボートだったそうだ。
ディカプリオは、1997年に『アバター』(2009)のジェームズ・キャメロン監督が豪華客船の沈没事故を映画化した名作『タイタニック』に出演。ディカプリオが演じた主人公ジャックは、自らを犠牲にヒロインのローズを船の残骸に乗せて命を救ったが、現実でも海で災難に見舞われた人を助けることになった。
思わぬ形でヒーローとなったディカプリオは、およそ1週間後にアメリカで開催された、第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式に出席。自身も男優賞(コメディー/ミュージカル)にノミネートされていた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、作品賞(コメディー/ミュージカル)、助演男優賞(ブラッド・ピット)、脚本賞(クエンティン・タランティーノ監)の最多3部門で受賞を果たした。(編集部・入倉功一)