東出昌大、桐谷健太を絶賛!「すごいな、この先輩」
俳優の桐谷健太と東出昌大が14日、都内で行われたテレビ朝日系のドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」の完成披露試写会に登壇し、民放の連続ドラマ初主演を務める2人は、同作にかける熱い思いと、お互いの印象について語った。この日は、比嘉愛未、磯村勇斗、今田美桜、柳葉敏郎、風間杜夫、脚本の福田靖も来場した。
テレビ朝日のヒットコンテンツと言えば水谷豊主演ドラマ「相棒」だが、脚本の福田が「『相棒』になっちゃダメよ」というお達しを受けて作った本作。昔ながらの気質で走り出したら止まらない、元体育教師の異色刑事・仲井戸豪太(桐谷)と、頭脳明晰すぎて逆にズレている東大卒の頭でっかちな超エリート検事・真島修平(東出)。学歴も身分も収入も資格も捜査方針もまったく違う二人が、仲良く衝突しながら事件に挑む、コミカルかつニュータイプの事件解決バディドラマ。
第1話を前日に鑑賞した桐谷は、「すごく楽しんで観れましたし、ここから愛すべき奴らがどうなっていくんだろうと感じました」と期待に胸を膨らませると、東出も「昨晩観て、夜中に興奮して、キャストとプロデューサーさんに長文のLINEを送りつけるっていう……。普段、自身が出ているものを手放しで褒めることは気持ち悪いと思いますが、あぁ面白いなぁと」としみじみと語った。
さらに、撮影の合間に桐谷と芝居について話している際、自分たちのことを見ていた比嘉に対して、「俺ら(役同様に)相当格好良く映ってるんだろうなと思っていた」とぶっちゃける場面もあり、あまりに悦に入る姿に、桐谷が思わず「何言ってんねん!」と渇を入れて会場の笑いを誘った。
映画『GONIN サーガ』(2015)で共演している二人。桐谷は「東出はデビュー2年とかで、右も左もわかっていない部分があったけど心根の優しい子で。身長が僕より低かったら、ずっと頭なでなでしていると思います」と変わらない優しさと、「芯が図太くなった」と頼もしく変化した点を挙げ、その成長を喜んだ。一方の東出は「ずっと進化・強化され続けていて、背中が広く分厚くなった印象です」と打ち明けると、共演していないシーンを観た特に「幅のあるお芝居をして、こうやって物語に説得力を持たせてくださったんだ。すごいな、この先輩……」と感心したことを伝えた。
そんな二人が挑む、民放連ドラマ初主演。桐谷は「できるだけたくさんの方に観てもらいたい。だんだん窮屈になっているこの世界を明るくできたらいいなと心から思っています」と意気込み。東出は「大きなプレッシャーはあるんですけど、全身全霊で戦って元気を届けて、閉塞感のある日常に大きな風穴を開けたい!」と力を込めた。(取材:錦怜那)
木曜ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(毎週木曜よる9時~)はテレビ朝日系にて1月16日スタート(初回拡大)