『007』ジェームズ・ボンドは女性にならない プロデューサーが理由明かす
人気スパイ映画『007』シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリが、同シリーズの主人公ジェームズ・ボンドが女性にならない理由について、Varietyのインタビューで語った。
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現在ジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグが演じているが、最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(4月10日公開)をもってダニエルはボンド役を引退すると表明している。シリーズの企画・キャスティングなどの最終決定権を持つバーバラは「ジェームズ・ボンドはどの人種にも当てはまりますが、彼は男性なのです」と次期ボンドも性別を変えるつもりはないと説明する。
バーバラは「男性キャラクターを女性に演じてもらうことに、そこまで興味がありません。女性は(男性キャラを演じることより)もっと奥深い存在なのです」と補足。「私たちは、新しい女性キャラクターを生み出すべきだと思うんです。たくましい女性キャラクターです」とボンドとは違う、新たな女性キャラクター誕生を提案している。
最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、黒人女優ラシャーナ・リンチが新たな“007”を演じるのではと報じられていたが、「00(ダブルオー)」のコードネームを持つ女性エージェントという役柄が判明している。次期ボンド候補としては、これまでリチャード・マッデン、イドリス・エルバといった名前が浮上したが、バーバラ曰く次期ボンドに関する企画はまだ始動していないという。(編集部・倉本拓弥)