ベネチア国際映画祭の審査委員長はケイト・ブランシェット!
映画『ブルージャスミン』『キャロル』などの演技派女優ケイト・ブランシェットが、今年の第77回ベネチア国際映画祭で審査委員長を務めることが、映画祭の公式サイトを通じて発表された。
カンヌ国際映画祭でも審査員長を務めたケイト・ブランシェット【画像】
今回の決定について同映画祭のディレクター、アルベルト・バルベーラは「ケイト・ブランシェットは、現代映画の単なる象徴であるだけでなく、過去20年間素晴らしい監督たちやあらゆるファンにも愛されてきた。彼女の芸術及び、人道的分野と環境分野でのコミットメントや、男性の偏見と関係のある映画産業における女性解放の擁護は、社会全体にインスピレーションを与えた。彼女の女優としての計り知れない才能は、彼女のユニークな知性と映画への情熱が相まって、審査委員長としては理想的な資質です」とコメントしている。
一方、ケイト自身は「毎年、わたしはベネチア国際映画祭のセレクションを期待しており、毎年、それは驚くほど独特です。ベネチア国際映画祭は、世界で最も雰囲気のある映画祭の一つです。これは、あらゆる形態の映画を通して、挑発的でインスピレーションを与える媒体(映画祭)への祝辞です。今年の審査委員長になれたことは、光栄で喜びを感じています」と語っている。
ちなみにケイトは、2018年の第71回カンヌ国際映画祭でも審査員長を務めている。ベネチア国際映画祭は9月2日~12日まで開催される予定。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)