増田貴久「レンタルなんもしない人」ドラマ化で主演!「我ながらぴったりの役」
増田貴久(NEWS)が、テレビ東京の4月クールドラマ「レンタルなんもしない人」(毎週水曜よる0時12分~)で主人公の「レンタルなんもしない人」を演じることが決定した。増田にとって本作は、テレビ東京の連続ドラマ初出演で初主演となる。
「なんもしない人(ぼく)を貸し出します」「ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます」と2018年6月Twitterに突如現れ、いまではテレビやラジオ、そして漫画や書籍にもなった「レンタルなんもしない人」こと森本祥司。何かすることが求められ続ける現代において、「なんもしない」と堂々と宣言しながら誕生した、彼の不思議なお仕事ぶりがドラマ化。“なんもしない”主人公・レンタルなんもしない人(増田)が、依頼者と出会い、人の心を温めるさまを描く。
増田は、「出演のお話をいただいたのが『死役所』を見ていたときで、同じ「ドラマホリック!」枠の主演ということで嬉しすぎてプチパニックになりました(笑)」と振り返り、「楽屋では、何もしないでぼーっと座っていることが多くて……。そのことをNEWSのメンバーにもよく指摘されるので、我ながらぴったりの役だなと思い、嬉しかったです」とコメントを寄せている。
「レンタルなんもしない人」はサービス開始から1年半で、Twitterフォロワー数は25万を超える。「マラソンのゴール地点で待っていて欲しい」「離婚届けの提出に同行してほしい」「出社が怖いのでついてきてほしい」など、何もしないにもかかわらず、いまもなお依頼が殺到しているという。(編集部・梅山富美子)
「レンタルなんもしない人」は4月スタート、毎週水曜深夜0時12分~0時52分
コメント全文
■増田貴久
Q:出演にあたって
出演のお話をいただいたのが「死役所」を見ていたときで、同じ「ドラマホリック!」枠の主演ということで嬉しすぎてプチパニックになりました(笑)。資料を拝見し、「“なんもしない”というサービスってなんだろう」が率直な感想です。楽屋では、何もしないでぼーっと座っていることが多くて……。そのことをNEWSのメンバーにもよく指摘されるので、我ながらぴったりの役だなと思い、嬉しかったです。
Q:役作りについて
役作りはなんもしない方がいいのかなと思っています(笑)。なんもしないのに依頼が止まないのはレンタルさんの人柄や人間力だと思うので、僕も内面を磨いておきます! 依頼人として「レンタルなんもしない人」にお願いするとしたら……。「楽屋で常に笑っていてほしい」ですね(笑)。収録終わりの楽屋で「いいコメントしていましたね」と言わなくても良いので、表情で表してほしいです(笑)。
Q:意気込みについて
“なんもしない”って人からはそう見えても、実際に“なんかしている”からこそレンタルさんも依頼人の役に立っているわけですし、“なんもしない”というのは他人が決めることではないと思うんです。だからこそ、奥が深いなと思いました。このサービスを利用する人の悩みや抱えているモノ、心の奥底にある言葉で表現できないような思い……。なんもしてないはずなのにどこか救われていくところが、この作品の面白さだと思います。頑張りすぎている人が多い今の時代、自分でも気づいていない心の穴を埋められるようなお話になったらいいなと思いますし、そんな時間を作りたいです。
■レンタルなんもしない人:森本祥司
Q:ドラマ化決定にあたって
嬉しいです。
Q:増田貴久さんの印象
レンタルの依頼のなかには「好きなものについてひたすら語らせてほしい」というもの(布教とも呼ばれています)があり、NEWSの布教をされたこともありました。コンサートの映像を7時間くらい見せられたあと「推しはできましたか?」と聞かれ「増田さん」と答えた憶えがあります。すごいパフォーマンスを軽やかにやってのける姿が印象的でした。増田さんがどんなふうになんもしないのか、楽しみです。
■テレビ東京ドラマ室:稲田秀樹プロデューサー
レンタルさんは今の世に現れた天使のような存在かもしれません。現代人はネットやSNSの普及によって、人との繋がりは格段に増していますが、その繋がり方は希薄だとよく言われます。レンタルさんの活動の拡がりや反響をみていると、たしかに希薄だからこそ心地いいんだろう……と思う反面、これって本当に希薄なのか? と考えてしまう「深み」があったりもします。
依頼者とのやり取りからは「人は生きてるだけで価値がある」「頑張ろうとしてもできないときはそれでいい」「人って色んな悩みがあるんだな……」と色んなメッセージが自然と伝わってきます。そんな「今」ならではの薄いような濃いような、慎ましいのに大きな感動を呼ぶような、そんな作品にできればと思っています。週半ばの水曜深夜に思いっきり癒やされてエネルギーチャージしていただきたいです! レンタルさんのささやかな活動ぶりをポップでメジャーな存在である増田さんに演じていただくのも楽しい組み合わせだと思っています。おそらくは史上初であろう「なんもしない」主人公をどう演じていただけるのか期待しかありません。何もしないドラマですけど、それで良ければご覧ください。