『スター・ウォーズ』EP9吹替版、C-3POの本編シーン公開!新キャラの声は本国声優
映画『スター・ウォーズ』シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』から、C-3POの感動的な場面を収めた本編シーンが公開された。映像は吹き替え版になっているが、新キャラクターのバブ・フリックの声は英語版と同じ声優が日本語セリフに挑んでいる。(以下、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の内容に一部触れてします)
【ネタバレ注意】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』本編映像
『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977)の公開からはじまった、全9作にわたるサーガの完結編となる本作。復活したシリーズ最大の悪役パルパティーンの脅威に立ち向かう、レイ、フィン、ポー・ダメロンらの奮闘が描かれ、シリーズ全作品に登場するドロイド・C-3POも大活躍する。
公開された映像は、そのC-3POのメモリーから、ある目的のために“シス語から訳された言葉”を取り出すシーン。C-3POがシス語を翻訳するとメモリーが失われてしまうというリスクがあるが、それは銀河を救うために絶対に必要な情報。それを知ったC-3POは、レイたちのことを見つめ「最後にメモリーに焼き付けているのです。友達の姿を……」とつぶやく感動的な場面になっている。C-3PO役の岩崎ひろしをはじめ、声優陣の名演にも注目だ。
また本編シーンには、ドロイド修理が専門の新クリーチャー、バブ・フリックも登場。愛らしい見た目で、謎の言語を交えて話をするこのクリーチャーの声を担当しているのは、『ハリー・ポッター』シリーズの“嘆きのマートル”役でも知られるイギリス人女優シャーリー・ヘンダーソンだ。ディズニーによると、彼女は本作の吹き替えにおいて、20か国語以上のセリフを自ら担当したという。
映像内におけるバブ・フリックの「ドロイド、メモリー、カラッポ、ナル」という日本語のセリフも彼女のもの。シャーリーは日本語が話せないが、キャラクターに合った片言の日本語で吹き替えており、そのほかにもロシア語、スペイン語、タイ語、ブラジルポルトガル語、ヒンディー語、カタルーニャ語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、チェコ語、ハンガリー語、ウクライナ語、ブルガリア語、スロバキア語、ルーマニア語、トルコ語、フランス語(カナダ系)などのセリフを担当。日本でもバブ・フリックの声にハマった観客の声がSNSなどに投稿されており、新たな人気キャラクターとして定着することになりそうだ。
昨年の12月20日から全世界で順次公開されている本作は、日本でも今年の1月27日までで興行収入67億7,966万円、動員452万3,176人を突破するヒットを記録している。(編集部・入倉功一)