窪田正孝「奥様と富士山」登りたい
俳優の窪田正孝が2日、新宿バルト9で行われた映画『初恋』(2月28日公開)ジャパンプレミアに登壇。作品タイトルにちなみ「2020年初めて〇〇したい」というテーマトークに窪田は「ずっと登山をしたいと思っていたので、奥様(水川あさみ)と一緒に富士山に登りたい」と発言し客席を沸かせた。イベントには、内野聖陽、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、三池崇史監督も出席した。
本作は、鬼才・三池崇史監督が完全オリジナル脚本で挑んだバイオレンス・ラブストーリー。新宿・歌舞伎町を舞台に、余命わずかと言われたプロボクサーの葛城レオ(窪田)が、ヤクザに追われた少女モニカ(小西)と出会い、トラブルに巻き込まれながらも“初恋”に向かっていく姿をすさまじい熱量で描く。
出演作が続き、今年も本作の主演をはじめ、春からはNHK連続テレビ小説「エール」で主演を務めるなど、近年多忙を極める窪田。27歳ぐらいからずっと富士山に登りたいという思いがあったというが、「今年は奥様と一緒に富士山に登りたい」と宣言すると「皆さんも一緒にいかがですか?」と誘う。
昨年結婚したばかりの窪田だけに、登壇者そろって「いやいや、そんな……」と遠慮するが、刑事と通じる策士のヤクザ・加瀬を演じた染谷も「僕もずっと富士山に登りたいと思っていたんです」と打ち明ける。すると窪田は「一緒に行こうよ!」と再度染谷に詰め寄るも「気まずいですよね」とぼそり。
同じ質問にオールドスタイルの武闘派ヤクザ・権藤を演じた内野は「今回タバコを吸う役だったのですが、両切りのかなり強いタバコだったので、自分でもタバコを吸うようになってしまったんです」と悩ましい表情を浮かべると「いまは禁煙したいですね」と苦笑い。悪徳刑事・大伴に扮した大森は「(昨年5月に)子供が生まれたのですが、役者って仕事がないときはめちゃめちゃ暇なので、赤ん坊を連れて公園デビューしたいですね」と柔和な表情で語っていた。
半グレあがりのヤクザの女・ジュリ役のベッキーは三池組初参戦。劇中では歌舞伎町を裸足で雄たけびをあげながら走り回るシーンがあるが「お芝居をしているときに近くにカメラがあると人が集まってきてしまうので、遠目からの撮影だったんです。でもカメラがなく撮影じゃないと思われたらやばいんじゃないかなと思って、撮影後エゴサーチしたら、案の定『ベッキー大丈夫か?』という書き込みがあったんです」と苦笑い。
ベッキーの発言に大森は「“また”なんかあったのかって思われちゃうよね」と鋭い突っ込み。ざわつく周囲にベッキーは「全然平気、大丈夫ですよ」と笑顔で切り返していた。(磯部正和)