花江夏樹&坂本千夏、デジモン集大成に万感の思い
4日、声優の花江夏樹と坂本千夏が都内で行われた映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の完成披露上映会の舞台あいさつに出席し、1999年の劇場版公開と、アニメシリーズ放送開始20周年を記念した本作への熱い思いを語った。この日は、ゲスト声優の松岡茉優、田口智久監督、アグモンとガブモンも一緒に登壇した。
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1997年に発売された携帯ゲーム「デジタルモンスター」を発祥とするアニメーションシリーズの新作劇場版では、大人への階段を登りながらそれぞれの歩むべき道を進む八神太一(声:花江)たちと、アグモン(声:坂本)たちの最後の物語が描かれる。松岡はデジモンの研究を専門に行う学者メノア・ベルッチ役を務めている。
花江は2015年の『デジモンアドベンチャー tri.』シリーズから主人公・八神太一役を担ってきた。「今回は集大成。太一がどういった決断をするかが見どころです。完成品を観て思わずウルッときてしまいました」とあふれるデジモン愛をかみしめる。
一方、太一のパートナーデジモンであるアグモンの声を1999年から20年間担当してきた坂本は「テレビの頃からやっていて、20年ってすごい長い年月……。子どもの頃に観ていた人が大人になって、その子どもがまた観てくれている。すごく嬉しい」としみじみ。完成品を観て「まいった! すごく泣いてしまいました」と感想を伝えた。
子どもの頃から「デジモンアドベンチャー」の大ファンだという松岡は「アグモンと話すシーンがあって、平常心を取り戻すことからはじめました(笑)。現場ではデジモンを観ていた若い世代と当時のベテランスタッフが一緒に製作していて、最高の現場でした」と嬉しそうに振り返った。
デジモンといえば「進化」がキーワード。今後こんな風に進化したいと思っていることを聞かれると、花江は「僕は周りに壁をつくりがちなんです。すぐに仲良くなれるようになりたい」。坂本は「10月にライブがあるのでキーを下げずに歌えるように頑張りたい」と語っていた。(福住佐知子)
映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』は2月21日より全国公開