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永瀬正敏、“人類超えた”窪田正孝の役づくりに感心

(左から)永瀬正敏、窪田正孝
(左から)永瀬正敏、窪田正孝

 俳優の永瀬正敏窪田正孝が8日、都内で行われた映画『ファンシー』公開記念舞台あいさつに登壇、永瀬は高熱が出るほど徹底した役づくりで“ペンギン”になりきった窪田にいたく感心していた。この日は、小西桜子廣田正興監督も来場した。

ペンギンかわいい!【イベント写真】

 本作は、山本直樹の短編コミックを原作にした異色のラブロマンス。ミステリアスな郵便屋(永瀬)と、見かけだけでなく氷風呂に身を浸すという生態までペンギンのような奇想天外な詩人(窪田)、そのファン(小西)が織り成す三角関係が描かれる。

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 主演の永瀬は、長年付き合いがある廣田監督から、16~17年ほど前に「この原作で商業映画デビューしたい。その際にはぜひ出てください」と言われたときに「軽く『いいよ』と答えてしまった」そうで、「約束を守れてよかった。監督が諦めなかったことが素晴らしく、今回改めて声をかけていただいて即決でした」と出演に至る経緯を語った。

 原作ではペンギンそのものとして描かれる詩人役を務めた窪田は、「すごくファンタジーな世界に監督の指導のもと溶け込めて、貴重な体験をさせてもらいました」とにっこり。しかし、オファーを受けた時は同役に戸惑いがあったといい、「原作にもペンギンしか出てこなかったから特殊メイクかなと思った」と当時の思いを打ち明けた。

 そんな窪田は、衣装や言動でペンギンになりきっており、「とにかく冷やす」ことにも留意していたのだとか。そのため、撮影中に高熱が出たそうで、「体調を崩しやすい役だったから(役と自分が)リンクしたのか、僕がダメなのかわからないですけど、撮影を一瞬止めてしまうことがありましてすみませんでした」と謝罪の言葉も口にした。

 その窪田のペンギンぶりについて、永瀬は「人類超えてますからね。鳥類を演じられる役者さんは世界で2、3人しかいないんじゃないですかね」と称賛の言葉を送ると、「最初のカットから自分のペンギン像がしっかりあって、どんどんペンギンにしか見えなくなっちゃってました。すごいな」と舌を巻いていた。(取材:錦怜那)

映画『ファンシー』はテアトル新宿ほか全国順次公開中

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