『パラサイト』ポン・ジュノ監督の過去作、レンタル数が急増
大ヒット中の映画『パラサイト 半地下の家族』の公開にあわせて、メガホンを取ったポン・ジュノ監督の過去作のレンタル回数が急増していると、TSUTAYAが発表した。
昨年12月下旬に一部劇場で先行公開され、1月10日から全国公開された『パラサイト 半地下の家族』。TSUTAYAは、ポン・ジュノ監督作品のレンタル数推移と『パラサイト 半地下の家族』公開前後比(2019年12月~2020年1月)を公表した。公開後に最多レンタル数を記録したのは、殺人の容疑者となった息子を救うために真犯人を追う母親の姿を描いたサスペンス『母なる証明』(前後比223%)。
また、『パラサイト 半地下の家族』で、半地下の家で暮らす一家の父を演じたソン・ガンホの出演作も注目されており、モンスター・パニック映画『グエムル -漢江の怪物-』(前後比252%)や、実際に起きた未解決連続殺人事件を基にしたサスペンス『殺人の追憶』(前後比178%)もレンタル数が増加し、SF『スノーピアサー』(前後比196%)も約2倍ほどのレンタル数の伸びを見せているという。
第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、10日(日本時間)に授賞式が開催される第92回アカデミー賞では、作品賞ほか計6部門にノミネートされている『パラサイト 半地下の家族』。2月5日には、日本国内の動員が100万人を突破。興行収入は14億円を超えた。(清水一)