エミネム、バレたら出演キャンセルも「Lose Yourself」歌唱は完全サプライズ
第92回アカデミー賞
現地時間9日(日本時間10日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた第92回アカデミー賞授賞式に人気ラッパーのエミネムが登壇し、2002年公開の主演映画『8 Mile』のテーマ曲でもある「Lose Yourself」を歌唱。海外メディアによると、彼の登場は完全サプライズであり、本人にとってもファンにとっても念願のパフォーマンスとなった。
もともとエミネムは、自身の半生を基にした『8 Mile』で、2003年のアカデミー賞歌曲賞を受賞。例年、オスカーでは歌曲賞の候補者によるパフォーマンスが見どころになっているが、エミネムは授賞式を欠席。Varietyでは、エミネムがセンサード・ヴァージョンを歌うことを拒否した、自分が受賞するとは思っていなかったなど、欠席にまつわる諸説を紹介している。
情報筋が同サイトに語ったところでは、エミネムの登壇は完全シークレットとされ、リハーサルもドルビー・シアターを閉鎖した状態で行われた。また彼の契約には、事前にマスコミに漏れたら出演をキャンセルするオプションが含まれていたという。
エミネムはこの日、当時のオスカー受賞時のビデオを自身のTwitterでシェア。「ここにたどり着くまで、18年もかかってしまった。ごめんよ」とツイートしている。今回のアカデミー賞ではそのほか、『ロケットマン』で歌曲賞を受賞したエルトン・ジョンの「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」や『アナと雪の女王2』のメイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン」などが披露された。日本からも吹き替え版でエルサの声を演じた女優・松たか子が、各国のエルサ女優たちと歌を披露して話題を呼んだ。(編集部・入倉功一)