アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」20世紀スタジオで映画化へ
英作家アガサ・クリスティーの名作ミステリー小説「そして誰もいなくなった」の映画化が、20世紀スタジオのもとで進められているとDeadlineなどが報じた。
ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のショーン・レヴィの制作会社とクリスティーの遺産管理団体が製作する予定の同作。脚色は、映画『栄光のランナー/1936ベルリン』のジョー・シュラップネル&アナ・ウォーターハウス夫妻が担当する。舞台設定は原作通り、第2次世界大戦前になっているが、原作とは異なった新たな解釈で描く予定でいるようだ。また、近年手掛けられてきたケネス・ブラナー監督・主演の映画『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件(仮題)』とは関わりのない作品になるという。
原作のストーリーは、謎の人物から英国の孤島の邸宅に招待された男女8人と2人の使用人夫婦が、不気味な童謡の歌詞になぞらえて一人ずつ殺されていくというもの。同書は8か国の言語に翻訳され、世界で約1億部を売り上げている。これまで映画化やドラマ化など多数メディアミックスされてきた人気作だ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)