高杉真宙、役者を続けていられる理由を告白
俳優の高杉真宙が13日、都内で行われた映画『前田建設ファンタジー営業部』大ヒット記念舞台あいさつに登壇し、役者を続けていられる理由を明かした。
前田建設工業が連載している、架空の世界の建造物を実際に作ったらどうなるかを工期、工費を含めて検証するウェブコンテンツを『ヒロイン失格』などの英勉監督が映画化した本作。検証第1弾「マジンガーZ」地下格納庫編を基に、上司が発案した突飛な企画を実現しようとするサラリーマンたちの奮闘を描く。
「今日は僕しゃべります!」と宣言していた高杉は確かに冗舌で、「僕はついて行きたくなる人が好きで、(自身演じる)ドイくんの気持ちがすごくわかる」と話すと、「そういう大人たちが僕の周りにいたから、この仕事をもっとしたいと思うようになった」と役者を続けていられる理由も告白。そして、「(いつかは、ついて行きたいと思ってもらえる)そういう大人になりたい」と目を輝かせた。
また、リピーターの多い本作について高杉は「僕の周りの子たちは(仕事に対して)『ぶつかって砕けろ』という人が多いので、映画に感化されて『もっと頑張ろう』と思ってもらえました」と、作品が持つ“熱量”が人気の要因であると感じている様子。また、劇中の上司のように「大人になっても夢に向かってぶつかっていく人」が好きだそうで、「監督にはそういう方が多い」と自分なりの見解を語った。
この日共に登壇した六角精児はその意見に同意すると、「ドラマの監督やプロデューサーは、どこかの社員で責任を持たなくていいところがある。でも映画の監督やプロデューサーは、自分でお金集めて、自分の作品として正面からぶつかる。(ヒットすれば)見返りはすごいけど、外した時のそっぽの向かれ方もすごいから、全員自分の責任で本気でやってる」と彼らの姿勢に敬意を示した。さらに、「英さんはどこかに雇われているって言っていたけどね」と笑わせつつ、「それでも(作品とリンクするかのように監督やスタッフ・キャストの)熱量が違った」と撮影時を振り返っていた。(取材:錦怜那)
映画『前田建設ファンタジー営業部』は公開中