マーベル新作『エターナルズ』、MCU初となる同性愛者のキスシーン登場
マーベル・スタジオの新作映画『エターナルズ(原題) / Eternals』に、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初となる同性愛者のキスシーンが登場すると、キャストのハーズ・スレイマンがLGBTのニュースなど扱うエンタメサイトNewNowNextに明かした。
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『エターナルズ(原題)』は、数千年近く地球に身を潜めていた古代種族エターナルズが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の出来事の後、人類最古の敵ディヴィアンツに対抗すべく再集結する物語。マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギは以前、本作にLGBTQのキャラクターが登場することをColliderに認めていた。
ハーズは同サイトに対して、自身が演じるキャラクターは、ブライアン・タイリー・ヘンリーふんするゲイのスーパーヒーロー・ファストスのパートナーであることを告白。さらにハーズは、二人の間には子供がいて、劇中ではキスシーンも用意されていると語っており「とても美しくて、感動的なキスだよ。撮影現場でみんなが泣いていた。僕にとって、同性愛者の家族がいかに愛されていて、美しいものかを見せることは重要なんだ。ブライアン・タイリー・ヘンリーは素晴らしい役者で、今回の役割に美しさをもたらしてくれたよ」と撮影を振り返ると共に、共演者のブライアンを称賛している。
マーベル・スタジオは『エターナルズ(原題)』にとどまらず、MCUフェーズ4でLGBTQキャラクターを登場させることを予告していた。ケヴィンはそのうちの一人として『マイティ・ソー』シリーズのヴァルキリー(テッサ・トンプソン)を挙げており、シリーズ第4弾『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』(2021年11月5日全米公開)では彼女がバイセクシャルであるという設定が描かれると明言している。
本作には、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、マ・ドンソク、クメイル・ナンジアニ、サルマ・ハエック、ローレン・リドロフ、リア・マクヒュー、キット・ハリントン、ジェンマ・チャン、バリー・コーガンといった国際色豊かな顔ぶれが集結。北京出身の女性監督クロエ・ジャオがメガホンを取っており、11月6日全米公開を予定している。(編集部・倉本拓弥)