ゲイツ・押田岳、10年後も「仮面ライダー」に呼ばれたい!
俳優の押田岳が18日、都内で行われた『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』完成披露舞台あいさつに登壇し、満を持して主演を務めた本作に誇らしげな顔を見せた。この日は板垣李光人、紺野彩夏、兼崎健太郎、戸谷公人、木ノ本嶺浩、村上幸平、奥野壮、そして諸田敏監督も来場した。
特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」最終話のアフターストーリーとなる本作では、普通の高校生に戻った仮面ライダーゲイツこと明光院ゲイツ(押田)が、再びライダーに変身し戦いに身を投じるさまを描き出す。
会場の「ゲイツ」コールに迎えられた押田は、「久しぶり! 気持ちいい!」とかみ締めるように語ると、主演作となった本作について「うれしかったです。ずっとこの人(奥野)の横に立っているだけでしたから。ついに真ん中かと」とコメント。晴れやかにあいさつをしつつも、実は緊張しているとのことで「実は足が震えています。お笑いコンビでも、立ち位置が逆になると落ち着かないといいますけど、そういう気持ちです」と笑みを見せる。
一方の奥野は「僕はそんなに違和感がないですね」と続けてみせると、「(押田とは)ずっと一緒に戦ってきたんで、安心感というか。そういう気持ちはありつつ、今回はすごく新鮮な気持ちで現場に臨みました」と語る。さらに、押田は「今回、主演をやらせてもらって。真ん中に立つのはこんなに大変なことなのかと思いました。(奥野は)僕よりも年下なのに、1年間ずっとそれをやってくれていたのはありがたいなと思いました」としみじみ。
また、奥野が「お芝居の話になるんですが、『ゲイツ、マジェスティ』の予告編を観て、本当にお芝居がうまくなったなと思いました。一緒に芝居をしてきて。最初の頃はお互いにおぼつかないところがあったりしたんですが、予告編でがっくんのお芝居を見て、カッコ良かったですよ」と押田の成長ぶりに言及する一幕も。そこで、諸田監督にも彼らの成長についてコメントを求めようとしたが、「ノーコメントで」とすげなく返され、会場は大笑い。それには押田も「今日は眠れないですよ」と苦笑いだった。
この日は戸谷公人(海東大樹/仮面ライダーディエンド)、木ノ本嶺浩(照井竜/仮面ライダーアクセル)、村上幸平(草加雅人/仮面ライダーカイザ)らレジェンド2号ライダーたちも来場。それぞれ10年以上の時を経てなお仮面ライダーに向き合い、「楽しかった」と語るレジェンドたちの姿に、押田も刺激を受けたようで、「僕も10年後はぜひ呼んでいただきたいです」と決意を新たにしているようだった。(取材・文:壬生智裕)
『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』は2月28日より期間限定上映開始、4月22日よりブルーレイ安堵DVD発売