アマゾンCEOジェフ・ベゾス、気候変動対策に1兆円の支援
インターネット通販大手Amazonの創業者でCEOのジェフ・ベゾスが、気候変動対策のために自身の個人資産から100億ドル(1兆1,000億円)を投じ、「ベゾス・アース・ファンド(ベゾス地球基金)」を設立することを、自身のInstagramで発表した。(1ドル110円計算)
ベゾスは同基金に関して、科学者、活動家、NGO(非政府組織)など、自然界の保護や保存に寄与する真の可能性のある取り組みに寄付する意向を示した。基金の立ち上げとして100億ドルを寄付し、今夏より助成金の授与を開始する予定とのこと。
今回の決定についてベゾスは、「気候変動は地球にとって最大の脅威だ。破壊的な影響に立ち向かう人々と行動を共にしたい」ともコメントを残している。
ベゾスは今年1月、オーストラリアの森林火災被害に100万オーストラリアドル(約7,300万円=1豪ドル73円計算)寄付したが、彼の潤沢な富に比べて寄付額が少ないと批判された。ベゾスの純資産は約1,300億ドル(約14兆円)と言われている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)