斬新と騒然!松重豊「きょうの猫村さん」ビジュアルが大好評
22日、ほしよりこの漫画「きょうの猫村さん」がミニドラマとして実写化されることがテレビ東京より発表されたが、注目を浴びたのが主人公である猫の家政婦“猫村ねこ”のキャスティング。身長188センチ、コワモテの松重豊の起用はかなり意外だったようで、ネット上ではこのキャスティングを巡って熱い反応が続々寄せられている。
原作は、2003年7月よりネット上で連載され2005年7月に単行本化。売上は累計330万部以上に上る人気漫画。主人公は、猫の家政婦「猫村ねこ」。自分を拾ってくれた飼い主・ぼっちゃんとの再会を夢見て、家政婦として働いてお金を貯めることを決意。村田家政婦紹介所の門をたたき、裕福な犬神家に派遣されてからは、料理や掃除など家事に奮闘するのみならず、一家が抱えるさまざまな秘密を知り、頭を悩ませていく。真面目で頑張り屋な性格だが、熱意が空回りすることも。得意な料理は「ネコムライス」。人情ドラマが大好きで、いつも鼻歌を歌いながら家事をしている愛嬌たっぷりのキャラクターだ。
そもそも、猫(の家政婦)を俳優が演じること自体、意表を突く試みだが、それを高身長の松重が演じるとあって、視聴者は「斬新すぎる」と騒然。公開された猫村ねこのビジュアルは、松重が猫の被り物をして白の上下を着用、原作でおなじみのピンクのエプロンを付け、買い物かごを下げているというもの。しっぽもあり、かなりのインパクトだが、視聴者は驚きつつも「納得」「可愛すぎる」「尊い」「違和感ないのがすごい」と大好評。
松重は、名脇役をテーマにしたドラマ「バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」に名を連ねている通り、名バイプレーヤーとして活躍。2012年に始まったドラマ「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎が当たり役となって以来、主演映画も公開されるなど快進撃が続いているが、「猫の家政婦役」がすんなり受け入れられているのは、これまでのキャリアへの信頼度を示しているともいえる。
近年は、「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子脚本によるドラマ「アンナチュラル」、大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」、木村拓哉と共演した映画『検察側の罪人』や星野源と共演の時代劇映画『引っ越し大名!』、初主演映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』などに出演。現在公開中の映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』では主人公の文芸雑誌編集長(大泉洋)と親交の深い流行作家を好演している。(編集部・石井百合子)