「麒麟がくる」信長登場シーンが鳥肌モノ!
1日に放送された大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)第七回で、染谷将太演じる織田信長が初登場。朝日を背景に信長が現れたこのシーンを巡って、放送直後に視聴者から興奮の声が相次ぎ、同作の公式Twitterには染谷による裏話が紹介されている。(※一部ネタバレあり)
第七回「帰蝶の願い」では、織田信秀(高橋克典)がこれまで敵対していた斎藤道三(本木雅弘)と和議を結ぶ決意をしたことにより、大きなうねりのある展開に。和議の条件として信秀が道三に出したのは、道三の娘・帰蝶(川口春奈)を信秀の嫡男・信長の妻にすること。しかし、帰蝶はこれを一蹴。途方に暮れた道三は家臣の明智光秀(長谷川博己)に帰蝶を説得するように命じ、光秀は2人の板挟みにあい葛藤する。
第七回では、幼なじみでもあり密かに思いを寄せる光秀に「(信長に)嫁ぎたくない」と懇願する帰蝶、同じく光秀を思いながらも「もしも思う人と結ばれなかったら……」と苦悩する戦災孤児・駒(門脇麦)の女心が描かれ、2人の女子トークも。また、道三と光秀の掛け合いも痛快。2人が帰蝶の結婚を巡って決裂し、「帰れ!」「帰る!」とムクれ合う場面もありつつ、道三が光秀にこの和議がいかに美濃に必要であるかを力説するシーンでは道三を演じる本木の貫禄が光った。
信長が登場したのはラストで、光秀が帰蝶の願いから信長を視察するために向かった尾張でのこと。朝焼けを背景に舟に乗った信長が神々しく、演じる染谷がドラマ「聖☆おにいさん」でブッダを演じていることから同キャラクターを思い浮かべるファンも多数。短いシーンながらインパクトのある初登場シーンが「凛々しい」「身震いがした」「カッコいい」と話題になっている。
染谷は公式Twitterに本シーンの撮影について「朝焼けを背中に、船に乗った信長がやって来る。その登場シーンを脚本で読んだとき、かっこいいなと思いうれしかった。ただ、心配だったのは僕が雨男だということ(笑)。撮影当日、雨ではないけど曇って太陽が見えない。でも本番直前に奇跡的に太陽が出てきました」と語っている。
次回、第八回「同盟のゆくえ」では、光秀の視点から、漁師たちから慕われているという奇妙ないでたちの信長の人となりが明かされる。(編集部・石井百合子)