平手友梨奈、脱退後初映画!呪いを操るヒロイン役に「新しい挑戦」
アイドルグループ・欅坂46元メンバーの平手友梨奈が、岡田将生と志尊淳のW主演で、ヤマシタトモコのミステリー漫画を映画化する『さんかく窓の外側は夜』に、ヒロイン役として出演することが発表された。1月にグループ脱退を発表した平手にとって、個人としての活動の第1弾となる。
『さんかく窓の外側は夜』は、岡田演じる霊を祓うことができる男・冷川理人(ひやかわ りひと)と、志尊演じる霊を視ることができる男・三角康介(みかど こうすけ)のコンビが、除霊や心霊がらみの事件を解決していくミステリー。平手は、物語の鍵を握る女子高生・ヒウラエリカ役で出演する。
ヒウラエリカは、一見普通の女子高生だが、実は強力な“呪いの力”の持ち主という役どころ。冷川と三角は、除霊業務を行ううちに、呪いにまつわる連続殺人を追うことになり、ある事件現場で「ヒウラエリカ……だまされた……」という声を聞くことになる。
平手にとっては、映画初出演にして主演を務めた『響-HIBIKI-』(2018)から約2年ぶり、2度目となる映画出演。心に闇を抱えた、ミステリアスなキャラクターに挑んだ平手は、「初めて原作を読ませて頂いたとき、すごくおもしろくて続きが気になってあっという間に読んでいました。そんな中で、ヒウラエリカ役のオファーを頂いたとき、最初は本当に自分で大丈夫なのか、という不安が大きかったです。でも、ヒウラエリカが抱える”想い”と、純粋にこの素敵な作品を届けたいと思いました」とコメントを寄せている。
「自分にとっても新しい挑戦ですし、監督と初めてお会いした時に、監督も新しい挑戦とおっしゃっていたことも、私の背中を押してくれたような気がします。登場する様々なキャラクターがどう交わっていくかを楽しみにして頂けたら幸いです」
本作は、ワタナベエンターテインメントと松竹がタッグを組み、共同で企画開発・製作するプロジェクトの第1弾となる。メガホンを取ったのは、多くのCMを手掛け2017年に『おじいちゃん、死んじゃったって。』で長編デビューした森ガキ侑大監督。平手の出演について監督は「ヒウラエリカという人物像を脚本打ち合わせしている時から、自然と平手さんとして作りあげていた自分がいました。もはや、平手さんしか考えられなかったです。そして、平手さんがこの役をひきうけてくれた時の胸の高鳴りはいまでも身体が覚えています」と告白。「平手さんと一緒にヒウラエリカという役を丁寧に紡いでいく作業はすごく新鮮なものでした。そして、岡田さん、志尊さん、平手さんの孤独の共存は素晴らしいものがありました。平手さん、たくさんの映画の中でこの映画を選んでくれてありがとうございます」と感謝を述べている。(編集部・入倉功一)
映画『さんかく窓の外側は夜』は10月30日より全国公開