松坂桃李、最優秀賞を“連覇”!
第43回日本アカデミー賞
第43回日本アカデミー賞の授賞式が都内にあるグランドプリンスホテル新高輪で6日に実施され、『新聞記者』の松坂桃李が最優秀主演男優賞を獲得した。
松坂桃李、菅田将暉、GACKTら!優秀主演男優賞に豪華な顔ぶれ【写真】
主演男優賞の受賞は今回が初めてだが、松坂は昨年『孤狼の血』で最優秀助演男優賞に輝いており、日本アカデミー賞の最優秀賞を“連覇”する快挙を達成した。
ステージに上がった松坂は「この作品は僕の知るかぎりでは実現するまでに二転三転、四転五転くらいおそらく色々なことがあって、それでもこの作品をしっかりと映画を観てくださる方に届けたいという人が一致団結し、藤井(道人)監督の舵のもと、撮影を終えることができました」とコメント。
「僕自身も、10年ちょっと(俳優を)やってきて、ハードルが高い役だなと思いましたが、(シム・)ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることができて最後まで駆け抜けることができました」とし、「何より『この作品で頑張ってこい』『行ってこい』と言ってくれた事務所のマネージャーさん、社長ふくめて後押ししてくれて嬉しい気持ちでいっぱいです。今日という日を糧に、また新たに作品の一部に自分がちゃんとなれるようにいけたらと思っております。今回は本当にありがとうございました」
本作はシム・ウンギョンと松坂桃李がダブル主演し、東京新聞記者・望月衣塑子の著書が原案となった藤井道人監督によるサスペンス作品。松坂は現政権に不都合なニュースを操作するという任務に苦悩する内閣情報調査室の杉原を熱演した。同作は第32回日刊スポーツ映画大賞の作品賞にも輝いている。
ほか同部門では笑福亭鶴瓶(『閉鎖病棟-それぞれの朝-』)、菅田将暉(『アルキメデスの大戦』)、中井貴一(『記憶にございません!』)、GACKT(『翔んで埼玉』)が優秀賞を受賞した。『新聞記者』ではシム・ウンギョンが主演女優賞に輝いている。(編集部・海江田宗)