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『ポネット』5月リバイバル上映!少女の名演をもう一度

ヴィクトワール・ティヴィソルの名演がすごい!
ヴィクトワール・ティヴィソルの名演がすごい! - (c) 1996 StudioCanal - Les Films Alain Sarde - Rhone Alpes Cinema

 母親の死に向き合う4歳の少女の姿を描いたフランス映画『ポネット』(1996)が、4Kレストア版でリバイバル上映されることが決まった。5月下旬より、ユーロスペースほかにて全国順次公開される。

 主人公は、交通事故で母を失った少女ポネット。突然の出来事にその死を受け入れられず、叔母の家に預けられて新たな生活が始まっても、母の帰りを信じて祈り続ける。周りの大人たちは「死」を教えようとするが……。泣くわけでもなく、駄々をこねるわけでもなく、ひたすら母を待つひたむきなポネットの姿に多くの観客が涙を誘われ、演じたヴィクトワール・ティヴィソルは史上最年少でベネチア国際映画祭女優賞を受賞している。

 監督はジャック・ドワイヨンで、ポネットのママ役は非業の死を遂げたマリー・トランティニャン、パパ役は監督としても活躍するグザヴィエ・ボーヴォワが務めた。1997年の日本公開時にはメイン館で33週のロングランを記録し、1館で興行収入2億円を超える大ヒットとなっており、待望のリバイバル上映となる。

 『ポネット』リバイバル上映は、「不滅の映画をみよう。」を合言葉に、配給会社とユーロスペースほか全国のミニシアターが取り組んでいるリバイバル企画「the アートシアター」の第3弾。第1弾はビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』、第2弾はヴィターリー・カネフスキー監督の『動くな、死ね、甦れ!』だった。(編集部・市川遥)

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