『ファイナル・デスティネーション』新作の凶悪アイデアが明らかに
死の運命に追い詰められる若者たちを描く人気ホラー『ファイナル・デスティネーション』シリーズの新作について、プロデューサーのクレイグ・ペリーが、現在抱えているアイデアを Digital Spy に明かした。
【画像】あの手この手で死亡!シリーズ3作目『ファイナル・デッドコースター』
『ファイナル・デスティネーション』は、凄惨な大事故を予知夢によって回避した若者たちが、避けられない運命によってさまざまな死を迎えていくさまを描いたホラー。毎回、主人公が予知するすさまじい大事故のシーンや、アイデアに満ちた多種多様な死亡シーンが評判を呼び、2000年から2011年にかけて全5作が製作された。
そんな人気シリーズの新作について、クレイグは「僕らは、救急救命士や消防士、警察といった(災害や事故に最初に対応する)ファースト・レスポンダーの世界を舞台にできないかと考えているんだ」とアイデアを披露。「彼らは常に死の最前線にいて、人の生死を選択している。僕らは彼らの判断力、ノウハウ、冷静なふるまいに頼っているわけだ。ならば、そんな彼らを、あらゆる選択が生と死をもたらす、悪夢のような状況に置いたらいい……それも自分の生死を選択するためにね」と明かしている。
新作については、昨年1月に Hollywood Reporter がリブートだと報じていたが、シリーズ1作目の原案・脚本を担当したジェフリー・レディックは、同サイトに「クレイグと話をしてきたけど、背景にあるコンセプトは実にユニークなんだ。リブートと言ってしまうのは、もしかしたら言葉が強すぎるかな」とやんわり否定。「彼らは全てを一新するけど、それは間違いなく『ファイナル・デスティネーション』なんだ」と証言している。
『ファイナル・デスティネーション』といえば、あの手この手で犠牲者の命を奪う事故シーンが大きな見どころ。もちろん、新作の詳細などは語られていないが、クレイグは「最後に僕が言えるのは、もう二度と、回転ドアを以前と同じように見ることができなくなるかな……」と同サイトに明かしている。(編集部・入倉功一)