『ブラック・ウィドウ』公開延期…MCUフェーズ4に影響は?
今週のマーベル
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ブラック・ウィドウ』の公開延期や、実写ドラマシリーズの製作中断など、今週(3月16日~20日)起きたマーベルに関する出来事を振り返ります。(編集部・倉本拓弥)
『ブラック・ウィドウ』公開延期 新型コロナの影響
5月1日に日米同時公開を予定していた『ブラック・ウィドウ』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、公開が延期に。ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は「新型コロナウイルスの感染拡大防止及び来場されるお客様の安全と健康を第一に考えたアメリカ本国での公開延期に伴い、日本におきましても公開を延期することに致しました」と発表しています。MCUフェーズ4の幕開けを飾る作品が延期になったことで、今後公開が予定されている映画・ドラマのタイムラインへの影響も懸念されますが、Varietyの情報筋は『ブラック・ウィドウ』の公開延期がMCUのタイムラインに影響を与えることはないと伝えています。
「Disney+」実写ドラマシリーズ、製作が中断
新型コロナウイルスの感染拡大は、動画配信サービス「Disney+」で配信予定の実写ドラマシリーズにも影響を与えています。Deadlineほか各メディアは、マーベル・スタジオがチェコ・プラハでの撮影が中止となった「ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー(原題) / The Falcon and The Winter Soldier」に加えて、「ワンダヴィジョン(原題) / WandaVision」「ロキ(原題) / Loki」の製作を中断したと報道。プリプロダクション(撮影前の準備作業)段階にある作品に関しては、リモートワークで作業が継続されるといいます。
『マイティ・ソー』イドリス・エルバ、新型コロナに感染
『マイティ・ソー』シリーズでヘイムダルを演じるイドリス・エルバが、新型コロナウイルスに感染したとTwitterで報告しました。現地時間13日にコロナウイルス感染者と接触していたことが判明し、検査を受けたイドリス。陽性反応が出たものの、症状は出ていないそうで「今は、社会距離戦略(人と人との距離を取り、接触機会を減らす感染症対策)と手洗いについてよく考えるべき時だ。症状が出ない人もいるから、感染が簡単に広がってしまう。だから手洗いと人と距離を取ることが重要なんだ」と呼びかけています。
『シャン・チー』監督、コロナウイルス検査で陰性と報告
新型コロナウイルス検査を受け、自主隔離に入っていた『シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題) / Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』のデスティン・ダニエル・クレットン監督が、検査結果が陰性だったことをInstagramで明かしました。生まれたばかりの子供への影響を考慮して隔離生活を送っていたデスティン監督は、「自分は陰性でしたが、今後はより一層気をつけていきます。共に越えなければならない山は、まだありますから」とつづっています。オーストラリアで撮影が行われていた本作は、2021年2月12日全米公開です。