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第28回橋田賞、岡田准一ら受賞!新人賞に田中圭・広瀬すず

「第28回橋田賞」新人賞の田中圭と広瀬すず(2018年、2019年撮影)
「第28回橋田賞」新人賞の田中圭と広瀬すず(2018年、2019年撮影)

 29日、脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団が創設し、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成する「第28回 橋田賞」の受賞作品および受賞者が発表された。

昨年の第27回橋田賞受賞者

 「橋田賞大賞」は昨年に続き該当なし。俳優では「白い巨塔」(テレビ朝日)での活躍が評価された岡田准一、同作や「孤独のグルメ」(テレビ東京)に出演した松重豊、「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日)の橋爪功を選出。新人賞には、田中圭広瀬すずが選ばれた。

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 テレビ番組では、NHKの連続テレビ小説「なつぞら」と「ブラタモリ」に加え、放送開始から50年を迎えた「サザエさん」(フジテレビ)が受賞。受賞者には本賞(置時計)と副賞(賞金100万円)が贈られる。例年開催されてきた授賞式については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催未定となっている。(編集部・入倉功一)

「第28回 橋田賞」受賞作品・受賞者と受賞理由は以下の通り

【橋田賞大賞】該当なし

【橋田賞】
連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)
北海道十勝の大自然と日本アニメの草創期を舞台に、戦災孤児や戦後復興など時代を丁寧に描きながら、まっすぐに生きたヒロインの成長を物語にした作品は、多くの視聴者に愛された。

「ブラタモリ」(NHK)
街歩きの達人・タモリが日本各地をぶらぶら歩きながら、地形や地質の側面から現代の街並みに残る様々な歴史の痕跡の秘密に迫り、街の新たな魅力や文化などを再発見するユニークな番組を制作した。

「サザエさん」(フジテレビ)
放送開始から50年を迎えた世界で最も長く放映されているテレビアニメ。その時々の季節や世相を良く映し出し、大人も子供も楽しく見られる国民的番組として愛されている。

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山本むつみ(脚本家)
本年度の「小吉の女房」(NHK)などにおいて、オリジナルにこだわり人間を温かく描いた優れた脚本で多くの視聴者の支持を得た。

松重豊(俳優)
本年度の「孤独のグルメ」(テレビ東京)や「白い巨塔」(テレビ朝日)など数多くのドラマの要として強く印象に残る演技で多くの視聴者の支持を得た。

岡田准一(俳優)
本年度の「白い巨塔」(テレビ朝日)を始め、多彩なキャラクターをエネルギッシュに演じ分け、俳優として目覚ましい活躍で確固たる地位を確立した。

橋爪功(俳優)
本年度の「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日)を始め、長年に亘り数々の作品において味わい深く存在感のある演技で多くの視聴者の支持を得た。

【橋田賞新人賞】

田中圭(俳優)
本年度主演した「あなたの番です」(日本テレビ)と「おっさんずラブ」(テレビ朝日)は、社会現象を巻き起こすほどの新鮮な演技で多くの視聴者を魅了した。

広瀬すず(俳優)
本年度の連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)において、夢を追いかけ、人との出会いと関わりの中で人生を見出していくヒロインを爽やかに清々しく演じて多くの視聴者の共感を得た。

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