志村けんさん死去 享年70歳 新型コロナによる肺炎発症
お笑いタレントの志村けんさんが、新型コロナウイルスによる肺炎のため29日に亡くなった。70歳だった。所属事務所の株式会社イザワオフィスによると、葬儀は親族のみで行われ、お別れの会は親族と今後相談しながら執り行うか検討するという。
志村さんは、1950年2月20日生まれの東京都出身。1974年にザ・ドリフターズに加入すると、コント番組「8時だョ!全員集合」で東村山音頭を披露し、一躍人気者に。その後も「変なおじさん」「バカ殿」といった人気キャラクターを次々と生み出し、世代を問わず愛された。
2012年に志村さんは、映画『ロラックスおじさんの秘密の種』でハリウッド映画の吹き替えに初挑戦。続く2014年には『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』でマスターニャーダの声を担当した。
志村さんは20日、重度の肺炎と診断され入院。23日に、新型コロナウイルス検査で陽性と判明していた。今年12月には、菅田将暉とダブル主演を務める山田洋次監督の新作『キネマの神様』が公開予定だったが、26日に志村さんの出演辞退が株式会社イザワオフィス、配給の松竹株式会社より発表されたばかりだった。(編集部・倉本拓弥)