朝ドラ「エール」志村けんさん出演シーンは放送予定「エールをもらいました」
お笑いタレント・志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため29日に亡くなったことを受け、NHKの連続テレビ小説「エール」は公式Twitterで「収録したシーンは、そのまま放送させていただく予定です」と発表した。
30日より放送開始となった「エール」。志村さんは日本音楽界の重鎮役で出演予定で、すでに収録にも参加していたが、23日に新型コロナウイルス検査で陽性と判明し、入院・闘病を続けていた。
訃報を受け、ドラマ公式Twitterでは30日に「志村けんさん、いつまでも新しいことにチャレンジする姿に、みな『エール』をもらいました」と故人を偲びつつ、「収録したシーンは、そのまま放送させていただく予定です。謹んでお悔やみを申し上げます」と出演シーンの放送について発表した。
「エール」の制作統括を務める土屋勝裕さんは「志村けんさんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける志村さんの姿に、出演者・スタッフ皆が、志村さんからエールをもらいました」とコメント。
日本音楽界の重鎮という役は「まさに日本のお笑い界の重鎮という志村さんに相応しい役ではなかったかと思います。最後まで演じて頂くことを現場一同、望んでおりました」としつつ、「昭和、平成、令和と、ずっと第一線で笑いを届けてくれた志村さんには、もっともっとこれからもご活躍されることを期待しておりましたので、本当に残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼の言葉を寄せた。
「エール」は昭和という激動の時代、作曲家の古山裕一が妻となる関内音とともに傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけようと、新しい時代の音楽を奏でていく物語。窪田正孝が主演、二階堂ふみがヒロインを務める。(編集部・吉田唯)