『半落ち』佐々部清監督が心疾患で死去 上野樹里ら著名人が追悼
映画『半落ち』などで知られる佐々部清監督の死去が3月31日に報じられたことを受け、上野樹里や佐野史郎らがSNSなどに故人への思いをつづった。
2002年に西田敏行と渡辺謙が共演した映画『陽はまた昇る』で監督デビューし、日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した『半落ち』や『四日間の奇蹟』『夕凪の街 桜の国』『ツレがうつになりまして。』など数多くの映画やドラマを手掛けてきた佐々部監督。新作準備中の31日、故郷・山口県下関市の宿泊先ホテルで倒れているところを発見され、その後死亡が確認された。死因は心疾患。享年62歳。
佐々部監督がメガホンをとった映画『チルソクの夏』『出口のない海』に出演した上野樹里は、自身のTwitterで「演技は初めてだった私を映画に起用して下さり役者の芽を育ててくれました。監督が教えてくれた『上手い役者ではなくいい役者』を目指して、しっかり日本中に元気と笑顔を届けます!! 弱気になって気を抜いたら今にも『樹里!何やってんだ!?』って怒られそう。ご冥福をお祈り致します」と追悼。
佐々部さんがチーフ助監督を務めた映画『カラオケ』で監督を担った佐野史郎は、俳優としても佐々部さんが手掛けたドラマ「波の塔」に出演するなど親交があり、「本当に優しい、人情に厚い方でした。安らかにお眠りください」と故人を偲んだ。
さらに、映画『日輪の遺産』やドラマ「約束のステージ ~時を駆けるふたりの歌~」で佐々部組に参加した土屋太鳳は、Instagramで監督との2ショットを掲載して「いやです。」と悲痛な思いを明かしているほか、山田裕貴や市川海老蔵ら多くの著名人がSNSやブログなどで佐々部監督の死を悼んだ。(編集部・吉田唯)