人気ミュージカル「ウィキッド」の映画化作品、公開日が消滅
人気ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」の映画化作品の全米公開日が、一時的に消滅した。
配給の米ユニバーサルは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で映画の完成が間に合わなくなってしまった『ミニオンズ フィーバー』の全米公開日を、1年遅れの2021年7月2日とすると発表。この公開日は、もともと『SING/シング』続編に当てられていたものだ。一つずつ後ろにずらす形で『SING/シング』続編の全米公開日を映画版「ウィキッド」用に押さえていた2021年12月22日に変更したため、現状、映画版「ウィキッド」の公開日はなくなってしまっている。
「ウィキッド」は、「オズの魔法使い」に登場する西の悪い魔女・エルファバと南の善い魔女・グリンダの知られざる友情を描いた大ヒットミュージカル。ブロードウェイ版はトニー賞で10ノミネートを果たし、エルファバ役イディナ・メンゼル(『アナと雪の女王』のエルサ役など)のミュージカル主演女優賞をはじめ計3部門で受賞した。映画版でメガホンを取るのは『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリーで、ブロードウェイミュージカル版のプロデューサーであるマーク・プラット、脚本のウィニー・ホルツマン、作詞作曲のスティーヴン・シュワルツも参加する話題作だ。
もともと映画版「ウィキッド」は2019年12月20日に全米公開予定だったが、同じくミュージカルを映画化したトム・フーパー監督『キャッツ』に取って代わられてしまっていた。新たな公開日が早めに決定することを願いたい。(編集部・市川遥)