全米スマッシュヒットの『フェアウェル』日本公開延期が決定
インディーズ映画でありながら全米でスマッシュヒットを記録した話題作『フェアウェル』の日本公開延期が決まった。4月10日の公開を予定していたが、新型コロナウィルス感染拡大に伴う各行政機関の発表や方針、および来場する観客の安全と健康を鑑みての判断となった。
新たな公開日については、決定し次第、公式ホームページやショウゲート洋画公式SNSで発表される。
『フェアウェル』は、中国系アメリカ人監督ルル・ワンの実体験を基にした心温まる家族の物語。ニューヨークで暮らす主人公ビリーと家族は、ガンで余命3か月と宣告された祖母ナイナイに最後に会うために中国へ帰郷するが、家族は病のことを本人に悟られないように、集まる口実としていとこの結婚式をでっち上げていた。真実を伝えるべきだと訴えるビリーと、悲しませたくないと反対する家族。ついに訪れた帰国の朝、彼女たちが辿り着いた答えとは……? 第77回ゴールデン・グローブ賞では、主演のオークワフィナ(『オーシャンズ8』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』など)がアジア系女優初の主演女優賞(コメディー/ミュージカル)を受賞したことも話題となった。
4月公開作ではこの1週間弱で、ジム・ジャームッシュ監督作『デッド・ドント・ダイ』、ベネディクト・カンバーバッチ主演作『エジソンズ・ゲーム』、ナタリー・ポートマン主演作『ポップスター』、ダイアン・キートン主演作『チア・アップ!』、山田孝之主演作『ステップ』、松雪泰子主演作『甘いお酒でうがい』、大林宣彦監督作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』、潜水艦アクション『ハンターキラー 潜航せよ』4DX、『機動警察パトレイバー THE MOVIE』4DXなどの公開延期が発表されている。(編集部・市川遥)