『マッドマックス/サンダードーム』共同監督が死去
映画『マッドマックス/サンダードーム』(1985)で、ジョージ・ミラーさんと共に監督を務めたジョージ・オギルヴィーさんが、現地時間5日にオーストラリアのニューサウスウェールズ州で心停止により亡くなったと、Hollywood Reporter をはじめ、各メディアが報じた。89歳だった。オギルヴィー監督はここ数年、肺気腫に苦しんでいたという。
オギルヴィー監督は、1984年にミラー監督がプロデューサーを務め、ヒューゴ・ウィーヴィングさんが出演したドラマ「Bodyline」に参加した後、『マッドマックス』シリーズのプロデューサーを務めたバイロン・ケネディさんの急死を受け、失意のミラー監督をサポートする形で『サンダードーム』の共同監督を務めた。その後、オーストラリアで『海辺の風景』(1986)などを監督している。
1990年に、俳優ラッセル・クロウさんの本格デビュー作にして初主演作となる『ザ・クロッシング』を監督。訃報を受けてクロウさんは、Twitterで「才能あふれる、芸術、演劇、人生における師であり、彼と出会えたことを限りなく光栄に思う」と哀悼の言葉を捧げた。(編集部・入倉功一)