人気カルト作『狩人の夜』がリメイクへ
名優ロバート・ミッチャム主演のカルト作『狩人の夜』(1955)のリメイクが、ユニバーサル・ピクチャーズで進められているとVarietyなどが報じた。
1953年に出版されたデイヴィス・グラブの同名小説を原作に、『オペレーション・フィナーレ』のマシュー・オートンが脚色する予定。『スパイダーマン』シリーズや『ゴーストバスターズ』のエイミー・パスカルが、ユニバーサル傘下にある自身の制作会社パスカル・ピクチャーズを通して制作する。
オリジナル映画の舞台は1930年代の世界恐慌下のアメリカ。銀行強盗を企て死刑になった男が隠した大金を狙って、刑務所で男と同房だったハリーが福音伝道師になりすまし、男の妻と子供たちに近づいていくというストーリー。『情婦』『スパルタカス』などで知られる英国出身の俳優チャールズ・ロートンがメガホンを取った作品で、1955年の公開時は『理由なき反抗』や『暴力教室』などのヒット作に押され興行的には成功しなかったが、その後、モノクロの撮影が評価され、今ではカルト的な人気を誇っている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)