YOSHIKI、英BBCワールドニュース生出演「本当に救いたい」仲間・ファンへの思い
人気ロックバンド X JAPAN のYOSHIKIが、現地時間14日、英国のBBCワールドニュース内「Outside Source」にロサンゼルスの自宅から出演し、新型コロナウイルスの影響が世界中に深刻な打撃を与えている現在、自粛の必要性を訴え続ける理由や、仲間とファンに対する思いを語った。
LAを拠点にしており、日本に向けても、いち早く対策を呼びかけていたYOSHIKI。番組では、その活動や、感染拡大防止措置による公演中止の影響を受けた音楽業界の人々を支援する基金「COVID-19 救済基金」に10万ドル(約1,000万円・1ドル110円計算)を寄付したこと、U2のボノ、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム、ジェニファー・ハドソンらとコラボレートした楽曲「#SING4LIFE」でピアノを演奏した事などが伝えられた。
楽曲を通じて「新型コロナウイルスに苦しむ人々の助けになりたかった」というYOSHIKIは「家に一人で居ることで、物理的には距離を置いていますが、考えや心を共有して繋がる事はできます。だから、この曲は“我々は完全に一人ではない”ということを歌っているんです」と説明。また、現状に対する思いや活動について尋ねられると、大切なファンや音楽仲間を守るために自粛の必要性を訴え続けていると語った。
同時に「いま一番大切なのは、医療に従事している方々を支える事だと思います。彼らが自分たちの命を救ってくれています。本当に感謝しています」と最前線で戦う人々に感謝。そして「ファンの方のほうが……僕の命よりも大切です。僕の父親は自殺して、バンドメンバーも亡くなり、僕の人生は“死”に囲まれています。ファンはそんな僕を救ってくれました。だから、ファンや友達を本当に救いたいんです」と、その行動を後押しする思いを明かしている。(編集部・入倉功一)