実写映画『耳をすませば』公開延期 コロナ影響で海外の撮影中止に
柊あおいの青春恋愛漫画を清野菜名と松坂桃李のダブル主演で実写映画化する『耳をすませば』の公開が延期される。当初、今年9月18日の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により海外への渡航及び撮影が中止となり、公開時期も延期することとなった。21日、配給の松竹株式会社、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより発表された。
2月中旬クランクイン、3月クランクアップを予定していた本作。両会社は「映画『耳をすませば』は、海外での撮影を予定しておりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大により海外への渡航及び撮影が一旦中止になったため、その影響で公開時期に関しても延期することと決定致しました」と発表。変更後の公開日に関しては、決定次第告知される。
同作は1989年、柊あおいが少女コミック誌「りぼん」(集英社)で発表した「耳をすませば」が原作。1995年にスタジオジブリによる長編アニメ映画が公開され、配給収入18.5億円のヒットを記録した(数字は日本映画製作者連盟より)。実写映画では、出版社で児童小説の編集者となった24歳の月島雫(清名)と、夢を追い続けて海外で暮らす天沢聖司(松坂)の「あの頃」と、オリジナルで加わる「10年後」を二重構造で描くストーリーが展開する。監督は、ドラマ「義母と娘のブルース」(2018)や映画『記憶屋 あなたを忘れない』(2020)などの平川雄一朗。(編集部・石井百合子)