行定勲の短編作品で柄本佑、高良健吾、有村架純ら共演 外出自粛中の人々を完全リモートで描く
24日、『世界の中心で、愛をさけぶ』『リバーズ・エッジ』などの行定勲監督によるショートムービー『きょうのできごと a day in the home』がYouTubeで公開された。柄本佑、高良健吾、永山絢斗、アフロ(MOROHA)、浅香航大、有村架純がキャストとして参加している。
【動画】行定勲監督『きょうのできごと a day in the home』
完全リモートで撮影・制作された“テレワーク作品”で、作品の長さは約40分。24日20時から YouTube Live にて配信され、現在はアーカイブ配信されている(期間限定)。製作者側の発表によると「この困難な状況だからこそ、エンターテイメント作品を作ることを諦めてはならないのではと考え」、その思いに賛同したキャスト陣が集結した。
「感染拡大を阻止するために『お家にいよう!』と呼びかける作品」で、「頑張って外出を我慢している方々へ、少しの笑いと少しの人間的な自虐を込めて、新型コロナ感染拡大のために外出を自粛する東京の人々を描きます」と説明されている。行定勲が監督・脚本を、行定監督作品を多く手がける伊藤ちひろが企画・脚本を担当した。(編集部・海江田宗)
企画意図の全文は以下の通り(2020年4月24日に『きょうのできごと a day in the home』製作者が発表)
緊急事態宣言により私たちの暮らしは一変しました。
不要不急の外出を自粛する「要請」が出され、事業者などに対しては店舗や施設の使用制限や休業要請が出されました。私たちの身近なところでいえば、全国の映画祭の中止、映画館は休業せざる得ない状況に追い込まれました。勿論今は皆が一致団結して耐えなければなりません。しかしそんな時でも我々作り手には何かできることがあるのではないか、寧ろこの困難な状況だからこそ、エンターテイメント作品を作ることを諦めてはならないのではと考えました。
この思いに賛同してくれた俳優たちに協力を得て、映画監督行定勲がショートムービーを制作します。感染拡大を阻止するために「お家にいよう!」と呼びかける作品です。
頑張って外出を我慢している方々へ、少しの笑いと少しの人間的な自虐を込めて、新型コロナ感染拡大のために外出を自粛する東京の人々を描きます。
俳優、スタッフと共に、エンターテインメントの力で、社会に勇気と希望を示したいと思っています。