カンヌ、ベネチア、東京も参加!YouTubeでオンライン映画祭開催
ロバート・デ・ニーロとプロデューサーのジェーン・ローゼンタールが創設したトライベッカ・エンタープライズが、YouTubeと共同でオンライン映画祭「We Are One: A Global Film Festival」を5月29日から6月7日まで実施すると、公式サイトで発表した。
10日間にわたりYouTubeの特設ページで開催される映画祭は、長編作品、短編作品、ドキュメンタリー作品、パネル・ディスカッションといったプログラムを無料で鑑賞することができる。映画祭では、世界保健機関(WHO)や各地の支援団体への寄付を募る予定だ。
このオンライン映画祭には、世界の主要な映画祭が多数参加。トライベッカ映画祭を筆頭に、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭、ロンドン映画祭、ニューヨーク映画祭、東京国際映画祭、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭などが名を連ねている。
今回の決定について、ローゼンタールは「『We Are One: A Global Film Festival』のイベントを通して、各映画祭の独特なものを観客が味わうことができ、さらに観客に映画と芸術の力を高く評価してもらうことを期待しています」とコメントした。
現時点でトライベッカ映画祭は、今年選考された映画を公開する予定で、他の映画祭も新作や過去に出品された作品の配信を検討している。一方でカンヌ国際映画祭は、俳優のインタビューやイベントのみで、映画は出品しないと The Hollywood Reporter に語っており、各映画祭の足並みは揃っていないようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)