岡崎京子「ジオラマボーイ・パノラマガール」が実写映画化!映像も公開に
「ヘルタースケルター」「リバーズ・エッジ」などで知られる岡崎京子の名作コミックを実写化する映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』が、今秋公開されることが明らかになった。
本作は、「平坦で平凡な私は、スクラップ&ビルドのトーキョーに置いてきぼりを喰ったような気分」だという高校生の女の子・渋谷ハルコと、彼女が一目惚れした男の子・神奈川ケンイチとの出会いと平行線の恋を描くラブストーリー。
監督・脚本を務めるのは、映画『PARKS パークス』やドラマ「声ガール!」などの瀬田なつき。原作はバブル崩壊目前の平成元年に刊行されたが、スクラップ&ビルドの連続である東京や、未来の見えない不安の中で生きる若者たちの様子など、時を経て令和となった現在でも繰り返される景色を瀬田監督がファンタジックでポップな世界観で映画化する。
あわせて公開された特報映像は、原作者の岡崎と同じく90年代カルチャーに多大な影響を与えたミュージシャン・小沢健二の名曲「ラブリー」を歌う女の子たちの声でスタート。その歌声にあわせて、東京の街を駆け巡るハルコとケンイチらしき姿を確認することができる。二人の顔は映像ではまだハッキリと見えず、今後のキャスト発表が待たれる。(編集部・吉田唯)