玉城ティナ『アデル、ブルーは熱い色』に衝撃 ミニシアターが大好き!
女優の玉城ティナが13日、小規模映画館を支援するクラウドファンディング「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」のラストスパートとなるイベント「ミニシアター・エイドLIVE#ミニシアターと私」(YouTube配信)に参加し、『アデル、ブルーは熱い色』(2013)『クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(1991)など思い出の作品を振り返りながら、ミニシアター愛を語った。
新型コロナウイルス感染拡大により危機的状況に陥ったミニシアターの支援として、4月13日よりMOTION GALLERYでスタートした「ミニシアター・エイド基金」。玉城は支援の理由について「大きい映画館も好きだけど、スクリーンまで最短で行けるミニシアターが好き。そういう映画館が困っているのは悲しいと思った。見る側の人、運営されている人も応援したくて広がってほしいと思っていたらすぐに集まって……安心しました」と感慨をにじませた。
司会はプロジェクトの発起人である深田晃司監督、濱口竜介監督が担当。玉城にとって「ミニシアターとはどのような存在なのか」問われると、「沖縄出身なので桜坂劇場などに行っていましたが、上京してからの方が(ミニシアターとの)距離は近くなった気がします。自分にとっては日常の一つ。一人になりたい、現実から逃げたいときに行っていました。高校生の時には渋谷、新宿などによく通っていましたし、学校が目黒だったので目黒シネマなども」
ミニシアターで観た中で思い出に残っている作品として、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作の『アデル、ブルーは熱い色』では、レア・セドゥ演じるヒロインのエマに憧れて髪を青に染めたこともあるという。また10代の時に舞浜の映画館でエドワード・ヤン監督の『クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観たときには、「ディズニーランドの袋を持っている人に囲まれて、いろんなことを考えながら帰ったのを覚えています」と強烈な思い出が。
他に『Mommy/マミー』(2014)などグザヴィエ・ドラン監督作品も挙げ、「わたしもそこに立っていたかもしれない、と思わせてくれる映画が好きです」と自身の趣向を分析していた。(編集部・石井百合子)