今井翼、約15年ぶり3度目の大河 「麒麟がくる」新キャスト発表
大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)の新キャスト3名が18日、NHKより発表され、今井翼が2005年放送の「義経」以来、約15年ぶりに3度目の大河出演を果たすことが明らかになった。今井が演じるのは織田信長の家臣・毛利新介(もうりしんすけ)。織田家家老・佐久間右衛門尉信盛(さくまうえもんのじょうのぶもり)に金子ノブアキ、越前・朝倉家の家臣・山崎吉家(やまざきよしいえ)に榎木孝明がふんし、各役衣装のビジュアルも公開された。
織田信長(染谷将太)の盟友となり後に「本能寺の変」で信長を討つ智将・明智光秀(長谷川博己)の人生を描く本作。今井が演じる毛利新介は、信長の馬廻として仕え、桶狭間では服部一忠とともに今川義元に迫る設定。今井の大河出演は「元禄繚乱」(1999)、「義経」(2005)以来となり、「大河ドラマには今回で3回目の出演となりますが、今川義元にとって重要な回に出演できたこと、心から感謝しております。今川義元を討ち取るという要の役を演じるにあたり、毛利新介の出世欲、強い執念を目的に演じさせていただきました。身に余る演出をつけていただき、胸が高鳴る時間を過ごさせていただきました。壮大な桶狭間の戦いのシーンに是非ともご注目ください」とコメント。
また佐久間右衛門尉信盛役の金子は「軍師官兵衛」(2014)、山崎吉家役の榎木孝明は「真田丸」(2016)以来の大河となる。金子は「久し振りに大河ドラマの現場に帰って来る事が出来ました。本当に嬉しいです。ここまでに培った全てを注ぎ込む所存です」、榎木は「山崎吉家は朝倉家に仕えた文武両道の武人で、外交にも長けた人物とありました。そこまで聞くと後は自分の中で自由に魅力的な人物像を作って行こうと思います。歴史はよく勝者の書き残した歴史とも言われますが、役者も役を如何様にでも膨らませて行ける強みがあります。サバイバルゲームのような下克上の戦国時代を必死で生きる、肚の据わった武将をイメージしています」と意気込み。
制作統括の落合将は以下のようにコメントを寄せている。「中盤最大の見どころ、『桶狭間の戦い』で登場する、宿敵・今川義元を討つ毛利新介に今井翼さん。同じく織田家古くからの家臣・佐久間信盛に金子ノブアキさん。お二方ともさすがの貫録で麒麟版『桶狭間』を盛り上げてくれます!また、越前編後半で、円熟した演技で朝倉義景役ユースケ・サンタマリアさんの側近・山崎吉家を演じていただく大ベテラン・榎木孝明さん。山崎はまた、揺れる朝倉家内部で、光秀の将来にも大きく関わる決断をしていきます。視聴者の皆様には楽しみにしていただければ幸いです!」(編集部・石井百合子)