「エール」柿澤勇人が山藤太郎役で登場!モデルの歌手は?
NHKの連続テレビ小説「エール」(月~土、総合・午前8時~ほか)の18日放送の36回より、柿澤勇人(かきざわはやと)が歌手の山藤太郎(やまふじたろう)役で出演している。
柿澤は、かつて劇団四季に所属しており、在団中はミュージカル「人間になりたがった猫」(ライオネル役)や「ライオンキング」(シンバ役)などに出演。退団後も「スリル・ミー」や「ロミオ&ジュリエット」といった舞台作品で活躍しており、演劇界のトップスターのうちの1人。数多くのテレビドラマや映画にも出演してきた。
その柿澤が「エール」で朝ドラ初出演。窪田正孝演じる古山裕一を主人公に、戦前、戦中、戦後を生き抜き、数多くの名曲を生んだ天才作曲家と、二階堂ふみ演じる妻・音の姿を描く本作で、柿澤は裕一が専属作曲家を務めるレコード会社・コロンブスレコードの歌手・山藤太郎役を務めている。
山藤は、慶応義塾大学卒業後に音楽学校の声楽科で学んだ経歴の持ち主で、現在は金を稼ぐため、歌手として流行歌を歌うという役どころ。モデルとなったのは、昭和に活躍した歌手であり、作曲家、指揮者、コーラスの指導者でもあった藤山一郎さんだ。藤山さんは歌謡曲を通じて国民に希望を与え続け、1992年には国民栄誉賞を授与されている。
まさかそのような偉大な人物を演じるとは思ってもおらず驚いたという柿澤は、「丘を越えて」「長崎の鐘」というヒット曲を劇中で披露する。それにあたり、事前に藤山さんの歌唱や発声を勉強して挑んだという。(山田貴子)