『ダークナイト』ベインのコスプレマスク、新型コロナ流行で売り上げ急増
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、映画『ダークナイト ライジング』に登場する悪役ベインのコスプレマスクの売り上げが、全米で急増していると The Hollywood Reporter が報じた。
『ダークナイト ライジング』でトム・ハーディが演じたベインは、ゴッサム・シティーに革命をもたらそうとバットマンの前に立ちはだかったヴィラン。強靭(きょうじん)な肉体とカリスマ性はもちろん、頭に装着している不気味なデザインのマスクも人気を博した。
同サイトによると、コスプレ衣装を販売するアメリカの通販サイト「Costume.com」「BuyCostumes.com」「HalloweenCostumes.com」において、ベインの大人用コスプレマスクの完売が続出(20日13時時点でも完売状態)。ベインのマスクが含まれた全身コスプレセットは現在も販売しており、外出の際に必須であるマスクのみ購入する人が急増したようだ。
「Costume.com」の担当者デヴィッド・デジャク氏は、同サイトに対して「売上高を見ると、ベインの大人向けマスクは4月から5月頭にかけて売上が急上昇しています。これは異例とも言えます」とコメント。新型コロナの影響で、店の売上も急増したようで「みなさんがマスクを求めていて、異常なほど売り上げが伸びています。恐らく『マスク』とネット検索したことで、検索結果に表示されることが増えたのだと思います」と分析している。
もちろん、売り上げが急増しているベインのマスクはコスプレ用のため、感染予防のために着用するのは望ましくない。アメリカ軍も「承認されたマスク」というガイダンスの中で、ベインのマスクは不適切だとコミカルに伝えている。(編集部・倉本拓弥)